死してなお生者を動かす
アフリカのネルソン・マンデラ氏や金大中氏のような魂は成熟した大きな魂で、本来ならもう再生するような霊ではありませんが、民族や国家のために使命を持って生まれてきたのでしょう。私たちのような未熟な魂なら、すぐにでも潰れてしまうような大きな試練に何度も合いながらもびくともしませんでした。
人相もとても穏やかで、政治家としてよりは思想家に近いように見えました。不可能に見えた南北の関係を、太陽政策として一時的には融和させたかに見えましたが、民族特有の見得ばかりを気にする強情さが災いして、なかなか進展しません。しかしこの葬儀が転機となって、融和の話し合いが進めば、これ以上の死者への餞はありません。死してなお生者を動かす力が働いているのでしょう。 これを機に南北の統一がなされんことを祈ります。 <南北高官>李政権で初の会談 北朝鮮、対話継続の意向示す (毎日新聞 - 08月22日 11:54) 【ソウル西脇真一】韓国の玄仁沢(ヒョンインテク)統一相は22日午前10時20分(日本時間同)から約1時間20分にわたり、金大中(キム・デジュン)元大統領の死去を受け、弔問のためソウルを訪問中の北朝鮮の金養建(キム・ヤンゴン)アジア太平洋平和委員会委員長と会談した。金委員長は「北南関係が早急に改善されなければならないと考えた」と述べ、北朝鮮当局の本格的な対話再開と南北関係改善の意向を示した。昨年2月の李明博(イ・ミョンバク)政権発足後、南北当局の高官級会談は初めて。 ◇金総書記のメッセージ持参、李大統領表敬を希望 一方、韓国の聯合ニュースによると、金委員長は韓国側に、金正日(キム・ジョンイル)総書記のメッセージを持参したことを明らかにし、弔問団が李大統領を表敬訪問したいとの意思を伝えた模様だ。 韓国政府によると、金委員長は会談で「李政権になって初めての当局間高官級対話であることを考え、虚心坦懐(たんかい)に話し合うことを望む」と発言。弔問団の歓待に謝辞を述べた。 一方、玄統一相は会談前「南(韓国)側からどのようなメッセージを伝えるつもりか」との記者団の質問に対し、「私が(南北関係の)担当者であるから、私が(弔問団と)会うことが我々のメッセージだ」と語った。さらに会談後、「南北関係の懸案についていろいろな話があった」と説明した。 玄統一相はまた、弔問団の日程について「(平壌への)帰還日程が遅れることもありうる」と説明し、弔問団の青瓦台(大統領府)訪問の可能性を否定しなかった。金正日総書記のメッセージの存在については「私が話すことではない」と述べるにとどめた。 韓国政府当局者によると、会談には玄統一相と金委員長のほか双方から実務者1、2人が同席した。会談の性格については「正式会談ではなく、弔問団とあいさつを交わし、面談する」のが目的と語った。だが、双方の発言からみて、南北当局間対話を本格的に再開できるかどうかや、どのような内容になるかなど、具体的に意見交換したのは確実だ。 弔問団長の金己男(キム・ギナム)朝鮮労働党書記は21日、韓国の金炯※(キム・ヒョンオ)国会議長らと会談した際、「民族融和と南北関係改善のためにやるべきことは多い」と述べるなど、韓国側に強い対話の意思を示していた。 南北双方は当初、北朝鮮弔問団の一行が22日午後、特別機で平壌に戻ると発表していた。 (※は、「日」の横に「午」) ブログ・ランキングに登録しました。お読みになって、よかったと思われたら、バナーのクリックをお願い致します。 海辺の街で・・・(5)
by 892sun
| 2009-08-23 09:08
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