マスゴミの世論誘導に騙されるな
土地や建設利権者と癒着した自民党政治の犠牲者にはお気の毒としか言いようがないが、既に利水の目的も失われ、建設費の7割も使われてしまっているのに、7割どころか半分も完成していない状況で、これ以上税金をつぎ込む必要があるかということを、大局観から判断して欲しい。
ところが、このニッテレも含めてマスゴミどもは、あたかも工事が7割も終わってるのに、何故中止みたいな間違った世論誘導を行っているのは何故なのか。きっこの世田谷通信を引用する。 「八ッ場ダムに関するデマ報道が相次ぐ」(世田谷通信) 民主党は公約の1つに「八ッ場ダムの建設中止」を掲げて選挙で大勝したのだから、この公約を実行することは国民との約束を守る当然の義務である。 しかしマスコミが先導して悪質なデマ報道を繰り返し、公約の実行を妨害している。マスコミが報道し続けているデマの筆頭は「すでに7割も進んでいる工事を今さらやめるのか?」というもので、石原慎太郎東京都知事も「事業がすでに70%終っているのに今さらやめられない」と、このデマ報道を後押しする発言している。 しかし真実は「すでに総予算の7割を使ってしまった」というだけで、工事はまったく進んでいない。実際の工事の進行状況は、ダム建設のための付け替え国道が6%、付け替え県道が2%、付け替え鉄道だけは75%まで完成しているが一番重要な部分が残っている。そしてダム本体は全くの未着工なのだ。 このような状況で、総予算4600億円の7割にあたる3200億円を使ってしまったというのが事実である。鉄道以外はほとんとが未着工の状態で、すでに予算の7割も使ってしまったのだから、残りの予算ですべての工事が完成するはずがないことは誰の目にも明らかであり、このまま工事を進めるのであれば、2004年の計画偏向で総予算が2100億円から4600億円へと2倍以上に引き上げられた時のように、また大幅な引き上げが行なわれることは明白である。 またマスコミは「ダム建設を進めたほうが中止するよりもお金が掛からない」という賛成派の主張だけを一方的に報道し続けているが、これもまったくのデマであり、実際には中止したほうが建設を続けるより最低でも2000億円は節約になると試算されている。 こうした状況でありながら、あたかも工事自体が7割も進んでいるかのようなデマ報道を繰り返し、ごく一部の「工事賛成派」の住民の声だけを取り上げ、大多数の「工事反対派」の人々の声を封殺し、真実を伝えようとしないマスコミは、とても正常なジャーナリズムとは思えない。 もともと八ッ場ダムの計画は、1952年に「首都東京の水がめの確保、及び、首都東京と利根川流域を水害から守るため」という目的で計画されたものだが、計画から半世紀以上も経過した今、東京の水がめも十分であり、水害も起こっていない。つまり、計画当初の目的はすでに解決されており、まったく必要のない大型公共事業の代名詞のような計画なのである。(2009年9月23日)引用終わり 八ッ場ダム「中止ありき」に厳しい声相次ぐ (日テレNEWS24 - 09月22日 19:52) 群馬・長野原町の八ッ場(やんば)ダムの建設中止をめぐる問題で、23日に前原国交相が現地を視察する。群馬・大沢県知事らが出席して開かれた22日の意見交換会では、厳しい意見が相次いだ。 22日、公明党の視察団が現地を訪れ、建設予定地を回った後、地元住民らと意見交換を行った。公明党・山口代表は連立政権の「中止ありき」という姿勢を批判し、地元自治体や住民からも厳しい意見が相次いだ。大沢知事は「いよいよダムが始まり、地域の方々が明るい未来のために生活再建ができると思った矢先に、この中止はいかに地元を無視した行動か」と述べた。 ある地元住民は「(建設に)強く反対していた父や祖父、祖母のお墓も水没のため移転になりました。国のためにお墓を掘り返すという心をわかっていただきたいと思います」と話した。また、23日の前原国交相との意見交換会について、地元住民の代表者は「話はしたいが、中止ありきでは話し合いはできない」として出席しない意向をあらためて表明した。 こうした地元自治体などの声に対し、前原国交相は八ッ場ダム建設事業を中止する方針を重ねて示した上で、「住民の皆様との意見交換会は大変意義がある。多くの住民の皆様にご出席いただけることを切に望んでいます」とコメントしている。しかし、23日の意見交換会が予定通り開かれるかは不透明な情勢。 ブログ・ランキングに登録しています。お読みになって、よかったと思われたら、バナーのクリックをお願い致します。
by 892sun
| 2009-09-23 15:52
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