めっきり秋らしくなってきました。秋になるとセンチメンタルな気分で、昔、いつも私のところへふらりとやってきた、淺川マキとジャニス・ジョプリンが好きだった詩人のことを思い出します。忘れていった彼のノートに書かれていた詩を紹介します。
寂しげに 寂しげに
枯れ葉の唄う恋の唄
夜更けの街に聞こえます
哀しみは 哀しみは
壊れた愛のひとしずく
こぼれて落ちて泣きました
もうすぐ夜は明けますが、心の隅に片付けた筈の傷ついた言葉たち
朝の光に溶け込んで、流れて消えてくれますか
思い出は 思い出は
時の流れの作り出す
儚い恋の忘れ物
幸せは 幸せは
心の映すホログラフィー
私の手では掴めません
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