ひとりごと、ぶつぶつ

消費税は0%にできる

メディアの書く記事には、日本経済の落ち込みで国家予算は膨大な赤字になっていて、赤字国債を大量に発行しなければ今年の予算編成もままならないように伝えていますから、私たちもほとんどの人たちはその言葉を信じているのではないでしょうか。専門家を名乗る御用学者も、そのように解説していますから騙されるのは当然です。たしかに、一般会計ではそのようになっていますが、国家予算というのは二本立てで、別にもう一つ特別会計というものがあることはご存知でしょう。時々名前が出てくる埋蔵金などという言葉も、このことを言っているのです。

一般会計では、確かに赤字になっていますが、特別会計の予算は黒字です。本当は別々にしないで、一緒にやればいいのでしょうが、そうしないでいることも国民を欺くための仕組みになっていると考えていいでしょう。事業仕分けなどという姑息な手段で、いかにも役人の手から政治家たちへ権利が移ったようには見せかけていても、仕分けの結果は微々たるものあったことを考えれば、依然としてこの国は官僚たちが握っているのです。その官僚たちは政治家よりもアメリカの意向を常に伺っているのですから、国民の暮らしは良くなりません。

今日は本の紹介をします。「消費税は0%に出来る」菊池英博著、ダイヤモンド社、¥1500。といっても、すっかりメディアに洗脳された頭では理解できないでしょうから、嘘だと思う人は是非読んでみてください。私の言っていることを裏づけてくれる内容になっています。項目だけ書いておきますから、おおよその内容は分かるでしょう。

はじめに
○日本は二つの重大な間違いをして、第三の敗戦を招いた○アメリカに軽視される日本○政権交代で蘇るアメリカ○長期政権で停滞する日本は、もはや思考停止○「癒着のペンタゴン」で国民を羽交い絞めにする自公政権○「戦争へ戦争へ」に似てきた日本の現状○日本は財政危機ではない○こうすれば日本は蘇る○これ以上国民が騙されないように、公開の席上で議論したい

序章
日本の税制は「30年前失敗した時代遅れの考え」(オバマ大統領)○レーガン政権でアメリカは「双子の赤字」「債務国」に転落○「まやかしの経済学」で失敗したレーガン○小泉構造改革による税収激減のツケ回し○政権交代による政策転換が伝染病を治すカギ○五年で財政は黒字に転換、地方税である消費税はゼロへ向かう○新自由主義でついにアメリカを破綻させたブッシュ大統領○大恐慌の回復策とクルントン・モデルで、アメリカ再興を図るオバマ大統領○日本の税制は「レーガン・モデル」の亜流、消費税引き上げの主目的は法人税減税○2007年度から地方税は「フラット税制」を採用○消費税を引き上げれば、「20年デフレ」「国民所得半減」になる○「法人税の引き下げ」の経済効果はマイナス○法人税と所得税は引き上げるべきだ

第1章 1 国民はこんなに騙されている
最大の嘘は政府与党首脳の発言と政府統計○悪質な統計偽装「いざなぎ以来の景気拡大」○消費税の引き上げは「小泉構造改革のツケ」○「金融行政三点セット」がデフレを助長し経済を破壊した○惨憺たる日本経済ー国民はこんなに苦しめられている○こんなに雇用と社会が破壊されている○市場原理主義が国民の心まで引き裂いている○地方から60兆円を召し上げた政府自公政権○地方交付税交付金と国庫支出金の社会的・経済的意義○公共投資削減で税収が激減した○「構造改革」が基礎的財政収支を悪化させた○なぜ必死に国民を騙しにかかるのか○日本は「10年ゼロ成長」「10年デフレ」

     2 最大の国民騙しは「偽装財政危機」
海外では「日本が財政危機だ」と思っている人はどこにもいない○政府・財務省は金融資産を隠して「粗債務」だけで危機を煽る○財務省の二枚舌「日本は財政危機ではない」○「財源不足」と言う嘘に騙されるな○「基礎的財政収支均衡策」そのものが国民騙し○「経済を死に体」と考えて国民に増税を強いる政府・マスコミと曲学阿世の徒

     3 新自由主義・市場原理主義の日本侵略ー「規制緩和」「官から民へ」「小さい政府」
ミルトン・フリードマンという男ーユダヤ人の血の叫び○ポンドを空売りしようとしたフリードマン○市場原理主義は社会保障を否定する○チリとアルゼンチンで国家を破綻させた○サッチャー改革で生産性低下、医療・教育システムを破壊○アメリカの国家権力を握って債務国に転落させた市場原理主義者○「グローバリズム」という名のアメリカニズム○東アジアで通貨危機を引き起こし、IMFの清算方式で「富を収奪」○ブッシュ政権で新自由主義が暴走、アメリカが国家破綻○ネオコンと結託した「けだものの論理」○日本の伝染病の伝道者ー学者、ジャーナリスト、公務員、政府審議会委員

     4 政府が必死に隠す「アメリカの対日年次改革要望書」
日本にだけ送られてくる年次改革要望書○レーガン政権から始まった新自由主義の対日侵略○小泉内閣になってから対日年次要望書が一挙に実現した○国家の三権に係わる「カイカク」の要望、日本に独立性はあるのか○「基礎年金の税方式」は外資の要求、4兆円の国民負担が増加する○「法人税の引き下げ」も外資の要求、経済効果はマイナス○「均衡財政」「財政収支均衡方針」はアメリカの要求か

第2章 こんな愚策は絶対許してはいけない
     1 「郵政事業民営化」は富の収奪、日本は金融恐慌になり財政が破綻する
郵政民営化の一番の狙いは「簡保民営化」○郵政民営化法案での衆議院解散は憲法違反○アメリカの広告会社首脳が小泉首相に面会し、選挙を支援○国民が騙されていた郵貯民営化の真実○郵貯・簡保マネーの吸収でアメリカ連邦財政の債務が安定化する○日本では財政構造が破綻し、長期金利が急騰、金融恐慌が発生し、財政が崩壊する○「かんぽ生命」「ゆうちょ銀行」株式売却凍結法が絶対必要

     2 医療費圧縮はアメリカの要望と「構造改革」のツケ
財政赤字の拡大は医療費の増加が原因ではない○「構造改革」のツケが医療費に回っている○医療費が多くても、医療実績は低いアメリカ○サッチャー改革で病院がなくなった○混合診療に隠された罠ー国民皆保険の崩壊を狙う○医療改革法で政府は国民皆保険を放棄した○どのようにして医療崩壊を防ぐべきか

     3 日本はすでに平成恐慌
円安・輸出バブルの崩壊○昭和恐慌と平成恐慌の七つの類似性○平成恐慌はいつまで続くのか

第3章 消費税は引き下げられる
     1 財源はいくらでもある
財政支出の財源を明らかにする○一般会計と特別会計の両方で把握しなければ実態はつかめない○特別会計に103兆円の備蓄金(埋蔵金)がある(中間搾取)○日本の財政の実態は黒字だ○日本にはこんなにたくさんの財源がある○国債整理基金で既発債の償還をしてはいけない○外貨準備の収入はすべて一般会計に移すべき○外貨準備残高は国民のために使え○「社会保障基金」の積立金は新規国債の担保になる○国民の資産を担保にして新規国債を発行○外資に狙われている日本の年金基金○アメリカと同じように公的年金の運用は日本国債に限定すべきである○「財投債」と「内外投融資等」の二重帳簿○「外貨準備」で減税できる○日本の財政状態を悲観することはない○財政資金で景気対策を勧めるバーナンキ議長○経済の基本的認識に乏しい識者たち○国債格下げを誤解する財務省とマスコミ

     2 なぜ財政危機という錯覚が継続するのか
デフレと金融恐慌を起した財政改革、加速させた構造改革○クリントンと国民に謝罪した橋本龍太郎元首相○財政改革凍結法で景気回復・税収増加につながった○「構造改革」は緊縮財政の再来○基礎的財政収支均衡策は財務省の責任隠しの正当化○政治的打開以外に道はない○財政規律の誤解が日本経済を破壊している○日本に蔓延する財政の10の誤解○国民に増税を要求する財務省の根拠は誤り○国民に謝罪しない財務省と御用学者○増税を煽る「曲学阿世」が国を滅ぼす○財務省が国を滅ぼす○基礎的財政収支均衡策を凍結し撤廃すべきである

     3 日本の消費税は低すぎるという嘘
欧米と変わらない日本の消費税の水準○日本は三大税額に占める消費税の比率が高すぎる○法人税収の減少を消費税に引き上げで補填してはならない○医療機関の消費税は免除すべきだ○消費税は引き下げられる

第4章 「財政の罠」に陥る三つのドラマ
     1 小さい政府の錯覚
常識となっている三つの間違ったドラマ○ワシントン・コンセンサスの盲従○「小さい政府」で財政の使命を放棄した○政府も民間も投資不足で、国家が陥没する○「小さい政府」が日本社会を破壊した○「小さい政府」が医療と国民皆保険を崩壊させた○政府の大きさよりも、「機能する政府か否か」が問題

     2 均衡財政の誤解
なぜ「均衡財政」は日本では適合しないのか○政府投資が1990年代の日本を救った○債務増加の原因は小泉構造改革にある○「均衡財政」と「消費税引き上げ」による沈没のシナリオ○日本は建設国債による政府投資を必要とする経済体質○財政赤字・政府債務は将来の負担にならない、長期国債は「国の株式」○
改めていおう「国の借金は家計の借金とは違う」○政府に巣くう市場原理主義者を一掃すべきである○グローバル経済下でも公共投資の効果は充分ある

     3 自覚なき「消費税病」
レーガン、ブッシュの市場原理主義型欠陥税制の模倣○市場原理主義・新自由主義でアメリカは債務国へ転落○クリントンは景気振興策と累進課税復活で財政黒字に○日本の所得税は低所得者にとってG7中で最高税率○これ以上消費税を頼りにするな○消費税は贅沢税、貧しい人に負担させるべきではない○「消費税は社会保障のため」と公言する政府の嘘○社会保障を名目GDPの成長率に抑えるのか危険○「消費税引き上げ」による財政改革は幻想○消費税は上げるのではなく下げる方向へ

     4 財政の使命を取り戻そう
市場原理型財政は経世済民ではない○財政の三つの機能を回復させよう○「財政の罠」に陥った日本、積極財政でデフレ解消を

第5章 「社会的共通資本」の拡充が国を救う
     1 経済政策は歴史に学べ
歴史に学ばぬ者は歴史を繰り返す○教訓を学ぶアメリカ、学ばぬ日本○アメリカ大恐慌でも、フーバー大統領の均衡財政が経済を破綻させた○ルーズベルト大統領は公共投資で危機を救った○連邦準備制度が国債を支援○昭和恐慌も政権交代で解決した○財政支出を増やせば国民の債務負担は減少する○財政出動したときの財政規律のあり方とは

     2 財政政策の明暗
レーガン時代後半、数値目標の財政均衡策で失敗、デフレ傾向に○共和党の税制と財政政策は「反面教師、反面教材」○積極財政で成功したクリントン○メリハリのある歳出で、財政資金を投資項目に集中○高額所得者には増税、低額所得者には減税○税制黒字を食いつぶした市場原理主義者のブッシュ

     3 いま日本で実行すべきはクリントン・モデル
「成長・公平税制・増収・減税」がクリントン・モデル○クリントン・モデルで示している教訓

     4 「停滞・減収・増税」の構造改革モデル
日本の構造改革モデルの問題点○デフレと停滞を望む財務省と内閣府○「停滞誘導モデル」で日本経済を破綻に導く内閣府○政策を全面的に転換すれば国は救える

     5 日本復活五ヵ年計画
市場原理主義を一掃し、「新日本型資本主義」を構築しよう○社会的共通資本の拡充が必要○五つの成長産業育成分野ー経済成長による果実が社会基盤を作る○株主配当よりも雇用重視ー日本の伝統的雇用制度の復活○輸出大国は終焉、このままでは国内経済は陥没してしまう○これが日本経済復活の五ヵ年計画○200兆円の財政出動で名目GDPの成長率は4%~6%に達する○特別会計の埋蔵金100兆円を一般会計の投資項目に振り分ける○「内需創出国債」を80兆~100兆円発行する○個人向けに無利息の「デフレ脱却国債」を20兆円以上発行する○財政支出の大きい国ほど社会が安定して経済成長率が高い○日本は消費税減税で社会大国が実現する

     6 医療システムの再構築が経済再生のベース
社会的共通資本としての医療を守れ○経済を医療に合わせるのが基本的認識○日本はG7の中で医療・教育費の支出が最低○税収にあわせて支出を制限するべきではない○

     7 新自由主義・市場原理主義経済学は「まやかし経済学」
フリードマン経済学は似非経済学○マネタリズムはアメリカでも政策面で否定されている○「公共投資」は効かないは論理的に間違っている○マンデル・フレミング理論は日本には適合しない○消費税はゼロになるー社会保障費は消費税に頼らなくても充分可能だ

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by 892sun | 2010-02-08 11:21
<< ゆうちょ資金で米国債を買っては... 希望を失わないで >>



この世の仕組み、本当の生き方はもう分かりましたか?地球は次元が変わります。準備は整っていますか?心霊研究家のつぶやきに耳を傾けてください。

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