目覚めゆく社会
既存の社会システムの崩壊現象が起きていますが、私は少しも心配していません。社会常識でがんじがらめになっている人たちにとっては、変革期は地獄のように感じるかもしれません。今までのように、債権や貨幣に価値感を委ね、生活向上を目指しているのなら、未来に希望はありません。なぜなら、そうした人々の意識とは逆に世界は進んでいるからです。一握りの支配者たちが作り出してきた社会システムから、世界全体が幸福を享受できるシステムへの変換が起きていることを繰り返し述べています。
これからの世界を担う若者たちの意識の転換も進んでいます。或るアンケートでは、車が買いたいとか自分の持ち家が欲しいとかは減っているそうです。ブランド品には興味がないとか、安くても自分の趣味にあったものを大事にするとか、今までの日本人の常識だったようなことがあっさりと覆されるような結果が出ています。ここでも、自分の心の充足感はモノにはないことに気づいている人が増えてきていることが証明されているのです。確実に社会は目覚めつつあるのです。 今日はアメリカ人(馬鹿なという意味が込められています)なのに、珍しく日本人以上に日本的で、私の見ている未来と同じ世界を見ているように思える、ビル・トッテンさんのブログから意見を一部転載します。 ビル・トッテン関連情報より 具体的な自給と経済活動の持続可能な分岐点は、私たちがどこまで満たされたいか、何をすることに満足感を見出し、価値を置くかで指標は大きく変わると思います。深刻な不況や大量失業を避けるために、環境を破壊し、未来の子供たちの地球を傷つけ、それでも自分たちの健康や幸福に不必要なものを買い続けなければならないのなら、日本は極めて病んだ国となるでしょう。少なくとも、国民が幸福な国にはならないでしょう。 「グローバル」が当然のように叫ばれていますが、誰がそれを提唱しているのか。それによって誰が利益を得ているのか。それを良く見極めるべきです。そして政府の方針や規制が、一般国民の健康や幸福を優先しているかどうかを、チェックしていかなければいけません。 多国籍企業や大企業の利益ではなく、国民の幸福や健康に焦点を当てていけば、私たちは、もっとゆったりとした、地産地消の経済を築いていくことができるでしょう。それは、今ほどは物質的に色々なものがない経済かもしれません。でも生きていく上で必要なものはあり、例えば私たちは週に3~4日だけ働いて、必要なものすべてを地元や国内で生産するようになったら、それは原始共産社会とは違う、新しい形のものとなるに違いありません。江戸時代のような社会かもしれませんが、鎖国を必ずしもする必要はありません。鎖国は今の人口では難しいのではないかと思います。私は決して暗い未来像を描いているのではありません。何も行動することなく、グローバルを煽るメディアに流され、多国籍企業の上顧客となって病んだ社会を自ら作るよりは、マイ箸や水筒を持ち、車に乗らずに歩き、肉食から菜食に移行して家庭菜園を始め、そして自分で情報を集めて現実を正しく把握するほうがずっと楽しいと思います。 ***転載終わり ブログ・ランキングに登録しています。お読みになって、よかったと思われたら、バナーのクリックをお願い致します。
by 892sun
| 2010-04-07 09:37
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