風もなく暖かで穏やかな日でした。公園の陽だまりで子供たちのざわめきを聞きながらうとうとしていると、今更ながら日本は平和だなと感じました。昨日の続きですが、近頃愛知県が元気だと言われています。トヨタがあることが地域経済を牽引していることもあると思います。他にも中部地方には特長があります。少し、ふるさとの話をしましょう。愛知県は尾張と三河でした。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は明治になるまでの日本の政治経済システムも作り出したリーダーでした。それらがいずれも愛知県出身者でした。明治維新は島津を始めとする西国の大名の反乱に端を発し、西洋のシステムを受け入れて日本が大きく変わりましたが、戦後もすでに60年、社会主義、資本主義共に崩壊の予兆があり、再び大きな変化がありそうです。天下統一の原点に戻るのでしょうか。なにかの因縁を感じます。
愛知県はとても保守的な土地柄です。関西と関東の中間、目立たないけれど、どちらにも加担しない、貯金大好き、だけど見栄っ張り。ビジネスはシビアだけどうまいのではないでしょうか。私のように枠にはまることが嫌いな人間には住みにくく上京して、宵越しのお金は持たない生活をしたツケが今頃回ってきて反省していますが、後の祭りとはこのことです。日本経済を引っ張るトヨタもアメリカ中国と政治的摩擦をかわしながらうまく付き合って商売をしています。愛知県人の面目躍如といったところです。私のような短気ではこうはいかないとおもいます。ふるさとは遠くにありて想うだけにしておきましょう。