私は死刑廃止論者である。犯罪者を死刑にして被害者の溜飲を下げてもなんの益もないこともあるが、死刑にしても魂は存続しており、益々彼らは憤り、死後も同じ仲間を見つけて取り憑き、さらに悪さを繰り返すからである。犯罪者の精神状態が普通ではないことは、どのような犯罪にも見受けられるが、それはこのような理由からである。近頃起きたいくつかの事件をみても、ますますその感が強い。残忍に殺したうえ、さらにはその家族の心情を痛めつけてほくそえんでいる。こんな犯人ほど精神状態膠着とかなんとかで無罪になることもある。これはかつて死刑になったような魂が乗り移って社会に対して復習をしているからである。こんな犯人こそ捕らえたら死刑にしないで、本人が殺してくれと叫ぶような環境にいつまでも置いて死を見つめさせるのがよろしい。しつけされない、甘やかされて育ったバカ学生たちの犯罪も増えている。レイプ犯などさっさと去勢してしまえ。未成年者であれば自分の家族に対する無関心が原因になっているのだから、本人が償うのは当然とし親にも償わせるべきではなかろうか。親としてするべきことを成さなかった罪である。人権、人権と加害者に甘い社会だから犯罪も増加する。被害者は人権どころか生命さえ奪われてしまっていて元には戻らないのに加害者は数年経てばのうのうと社会に復帰することさえある。死刑は廃止したほうがよいが、死刑に値するような者は、いくら改心したように見えるといっても二度と社会に戻してはならない。死刑とは悪の世界への解放なのである。別の肉体を使ってまた、悪を重ねる。