ひとりごと、ぶつぶつ

再び、青年よ荒野を目指せ

昨夜もまたNHKのクローズアップ現代で、大学生の就職の問題を取り上げていました。この問題を考えているうちに頭が冴えてきて、なかなか眠りにつけません。それで、今日は朝からブログを書き始めました。昨夜の放送のなかで、学生の一人がインタビューに答えて、こんなことを言っていました。「何故、何度受けても落ちてしまうのか理由が分からない」というものでした。これを聞いて、私の堪忍袋の緒が切れました。

就職活動のために受けた面接が百回を超えているとも聞きました。百回も同じことを繰り返しているのに、理由が分からないとはどういうことでしょうか?人間というものは、一度失敗すれば二度と同じ間違いはしないように、その理由を考えます。同じ失敗を繰り返しているのに、その理由を考えても思いつかないのは、原因を外に求めているからです。会社が違えば、答えが違うだろうとか、不況のせいだろうとか、社会のせいだろうとか、答えは自分の中にあるのに、探そうとはしないのです。

世間にこういう人はよくいます。自分の身に降りかかってきていることなのに、原因を全部他人のせいにして頑として恥じない人たちです。こういうタイプの人間というのは、人間的に未熟でなかなか成長しません。何度同じ失敗をしても、挫けず挑戦するのはいいでしょうが、まずその前に、原因がどこにあるのか、自分を分析してみたらどうでしょうか。もっと素直になって自らを省みて下さい。自分の考え方、価値感、今までの生き方などに問題があったから、今自分の前に大きな壁が立ちはだかっているのです。壁を作ったのは自分であることを自覚しないうちは問題はいつまで経っても解決されないでしょう。

何度受けても落ちる原因が分からないというのであれば、私がはっきり原因を言いましょう。企業があなたたちのような人を採用しても、その企業にとってプラスにならないと判断しているからです。皆さん、大企業志望で保守的です。大企業ならどこでもいいのでしょう。目的意識が薄いのです。自分が何に成りたいのかさえ決まっていないのでしょう。たった一回の人生で、自分が将来どのような仕事に付きたいという希望がないままに、まわりが行くから、自分も行かないとカッコ悪いということで、とりあえず誰でも入れる大学に入学して4年間を無為に過ごし、大企業だったら最初から高い報酬と将来も安定しているからというような理由で受験してきた人間を誰が採用するでしょうか。クラブ活動ではないのですから、能力もない、目的意識もない人間に無駄飯を食わせるほど会社というところは甘いところではありません。私が人事部長だってお断りです。

百回も同じことを繰り返しても自省がないというのはロボットと同じです。今時、失敗すると自分でプログラムの修正の出来るロボットもありますから、ロボット以下だということです。ロボットと人間の違いはプログラミングされたことだけを忠実に実行するのがロボットで、自分の頭で考えて行動するのが人間です。学校で教えられた知識(プログラム)とところてん大学卒の肩書きを持っているからといって、これからの人生を乗り越えていけると思っているとしたら、世の中を甘く見すぎています。生きていくことはプログラム通りにはならないのです。思い知ってください。

今からでも遅くはありません。自分がこの人生で何をしたいのか良く考えてみてください。発想の転換をしてください。今までと同じようにまわりと同じ、隣の人と同じことをしていたのでは、いつまでたっても抜け出せません。「鶏口となるも、牛尾となる勿れ」という諺があることを知っていますか。知っているでしょうね、大卒なんだから。鯨の尻尾になるより、メダカの頭になれとも言います。大企業の中の歯車として埋没するより、たとえ小さくでもいいから一国一城の主になれということです。大きなものの後に付いて生きることは恥とされたのです。金魚の糞のような人生でいいんですか。若い時しか挑戦は出来ません。若いのにどうしてそんなにもチャレンジ精神がないのですか。小さな会社に入ってその会社を大きくしてみせるという意気込みがないのはどうしてですか。それこそ人間の本当の生きがいではないでしょうか。

22年間という貴重な時間を何を考えて過ごしてきたのですか。自分の意志で考えることをせず、与えられたものだけを消化してきたのでは、そこら辺のペットと変わりません。どうかこれを良いチャンスと捕らえて、自分の改造に取り組んでください。あなたという人間は世界に一人しかいないことを自覚してください。みんなが右に進んだら、あなたは左に進んでごらんなさい。あなたにしか出来ないことがあるはずです。それが何か考えてみてください。分からなければ、人生論について書かれた本や哲学書を紐解くのもいいでしょう。その時間はたっぷりありますね。大きな壁を乗り越えた時、人は成長するのです。今、あなたの前に立ちはだかる大きな壁が人生最初の試練かもしれません。学校では決して出されない難問ですが、あなにはきっと解けるはずです。頑張ってください。陰ながら応援しています。

きつい文章になりましたが、知人、友人にこのような人がいたら、どうかこの文章を読むように勧めてください。これを読んで落ち込んでいるようでは、その人の人生はもう先が見えています。この野郎馬鹿にしやがってと、反発し、自省を始めるようならまだ見込みがあります。拡張を期待してます。
人気ブログランキングへ
ブログ・ランキングに登録しています。お読みになって、よかったと思われたら、バナーのクリックをお願い致します。

私のブログでは基本的にはコメント禁止に設定していますが、個人的なご相談があれば受け付けています。右サイドにあるスピリチュアルワールドの私のHPにメールアドレスがありますのでご利用ください。コメントのやりとりを希望される方はミクシー(登録名やくに)には登録していますので、そちらからお願いします。
再び、青年よ荒野を目指せ_b0034892_93128100.jpg

by 892sun | 2010-11-25 09:22
<< 再び、死刑制度を考える いったい、どっちが正しいのだろうか >>



この世の仕組み、本当の生き方はもう分かりましたか?地球は次元が変わります。準備は整っていますか?心霊研究家のつぶやきに耳を傾けてください。

by 892sun
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
以前の記事
2016年 12月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 11月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 11月
2014年 09月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
home page
ライフログ
その他のジャンル
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧