クリスチャンでもないのにクリスマスパーティーとかでどんちゃん騒ぎをやる輩はさすがに少なくなったようだが、近頃目につくのが家の周りをイルミネーションで派手に飾りつけをしている家庭が増えてきたことである。多分小さな子供がいて喜ばせるためだろうとは察するが、まるで場末のキャバレーのようでいただけない。やりたければ家の中のツリーでやりなさい。他人に見せびらかす類のものではあるまい。年末になると東京も横浜も商店街はイルミネーションの輝きでまるで昼間のような明るさだが、あれは人寄せのためだ。家庭まで同じような照明をしてはエネルギーの無駄使いである。いつのことだったか以前、地球資源は限りあるものとして省資源キャンペーンが張られて深夜放送なども自粛した時期があったが、あれは何だったのだろうか。昔も今も資源は限られた量しかなく最近は石油の埋蔵量もメジャーが株価を考えて多めに発表しているという説もあるぐらいで、決して埋蔵量が増えているわけではないし計画よりは早く枯渇することも充分考えられるのである。また原子力発電にも依然として多くの問題があり解決されたわけではない。しかし使う者がいれば電力会社は対応した発電をしなければならないから、大局的に考えればやはり消費者が節電するべきなのである。自分で電気料金を払っているから文句を言わせないとは言わせないぞ。