私が心霊研究を始める前から興味を持っていたのは、誰が世界を動かしているのかということだった。世界はこの世だけだと思っていたからね。私の狭い部屋の壁にあたる部分はほとんど本箱で占められているが、そのなかに一冊の印象深い本がある。ゲーリー・アレン著「ロックフェラー帝国の陰謀」1,2,原題は(Rockefeller file)である。当のアメリカでは発禁になったそうで、1984年、自由国民社発行であるから20年前読んだ本であるが、これでそれまでの政治、経済の疑問の多くが理解出来るようになった。私は会う人ごとに驚きを話すのだが、当時は誰も本気にしてはくれず、陰謀じゃないの?という顔をされたものだった。その後ロスチャイルドやらロックフェラーについてはぼつぼつと書かれるようになった。広瀬 隆氏は「赤い楯」以降、ロスチャイルド他ユダヤ資本に詳しいし、副島隆彦氏、中丸薫氏の著書も次々と刊行されていて参考になった。インターネットの時代到来でネットでは大田 竜氏を始めとして詳しく取り上げているサイトも現れているが、依然としてメジャーでは陰謀扱いにされている。イラクでの戦争も表の政府の意向の裏にこれら見えざる政府の意志が働いていることを読まないと理解できないだろう。ライブドアのニッポン放送株の買占め騒ぎも、このような巨大資本が日本のサラリーマン経営者を狙ってうごめいていることを、あらかじめ知っていれば起きなかっただろう。資本主義と分かっていながら日本の経営者は根っからの資本家ではないから、資本の本当の恐さと力を知らないのではないのか。陰謀じゃないよ。シオンの議定書を今のうちに読んでおいたほうがいいのでは。書かれていることが一つ、また一つと現実化している。