魂の年齢
エゴイズムは自己中心主義のことですが、エゴとは自我のことで、人間にとって最も大切なものです。人間と動物の魂の違いは、個が確立されているかどうかといってもよいのです。ところが、この自我のまわりに欲望が集まってきて、この欲望の虜になってしまうのがエゴイズムという厄介な代物です。動物の類魂に人間からの愛が注がれ育まれて、自我が芽生えると、初めて一人の人間として学ぶために、この世に生まれてくるのですが、新しい魂ほど、物質的な波動に合わせようとして波動が荒くなり物質的、肉体的欲望が強いのです。
自分のことだけで、頭が一杯ですから、他人の事など思いやる余裕はありません。エゴイズムの塊です。もちろん霊的なものなど関心のかけらもありません。しかし、初めてこの世で学ぶのですから、学びも易しいものから始めることになり、人生設計は比較的穏やかです。裕福な家に生まれて苦労も少ないような人生を送るのです。マイケル・ニュートンによれば、全体の40%ぐらいはこうした魂だろうと思われます。 人口の中で最も多いのは、次の青壮年期の魂で、2度以上の転生をしている魂です。50%以上がこの魂です。この世的なものに波動があっていますから、社会的、経済的に成功を収めるのはこうした魂です。上昇志向が物的なものへ向けられていて、執着心も強いですから良い、悪いは別にしても、思ったことは必ず叶うという真理が成功に導くのです。こうした人生を転生しながら種を撒き、収穫して学んでゆくのです。この世は、まさに魂の学校なのです。 しかし、何度かの転生を繰り返した魂は、次第に物的なものから、霊的なものへと関心を移し始めます。ダスカロス流に言えば、放蕩息子が父のことを気にかけ始めるということです。気付きの時期は来ると、カルマの最終的な清算が始まりますし、簡単な学習問題では学びになりませんから、人生はとても厳しいものとなります。 もうすっかり成熟した魂は、それらを苦にもせずに乗り越えていくでしょう。これが霊的な成長ということです。意識が拡大しますから、もう自我の周りの欲望はほとんど手放して、自分のことよりは、他人に対して、世界に対して、関心を向けるようになっていくのです。今まで出したマイナスの想念を打ち消す力のある、プラスの想念を送り出すことにより、魂は形あるものとなって輝きを増していくのです。この世での学びは、自ら志願しなければ、これで終わりです。 しかし、霊的な成長に終わりはありませんから、こうした魂はこの世には転生しませんが、新しくこの世に生まれ出る魂の背後に付いて、今度は、自分がしてもらったように若い魂の指導に当たります。こうして私たちの永遠の旅は、いつまでもいつまでも続くのです。(2008/05/26) 土曜日は過去ログの中から、是非もう一度読んでほしいものを選んで再掲しています。 哲学・思想及びスピリチュアルのジャンルでブログ・ランキングに登録しています。お読みになってよかったと思われたら、バナーのクリックをお願い致します。 個別のコメントにはしっかり対応できていませんが、コメントのやりとりを希望される方はミクシーからアクセスしてください。「やくに」で検索すれば見つかると思います。ご相談のある方はホームページ「マイ・スピリチュアル・ワールド」からお入りください。よろしくお願いします。
by 892sun
| 2013-10-05 09:14
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