政治なんてカンケーないもんと選挙にも行ったことない人は知らないでしょうが、国政選挙のときには最高裁判事の適否を問う国民審査が同時に行われるのです。20歳で選挙権をもらってからというもの、私はいつもこの審査にあたり全員に×を付けてきました。
日本は三権分立とはいいながら司法はとても独立しているとは云いがたく、いつも行政の意向に沿うような判断を下してきたからです。とてもじゃないがエラソに民主的だなんていえない国なのです。民主的風に装っているだけの国です。民主とは民が主役という意味ですが、昨日の「もんじゅ」についての最高裁判決も、民のことなどにはまったく関心がない判決でありました。
国民の税金から最高給をもらっていながら、業者差し回しの高い学歴やら、いかにもという肩書きを持つ専門家が安全審査したんだから問題なかろう、てなもんです。呆れちゃうね。要するに書類は整っていますから「正しい」と判断するのが、最も高い地位にある裁判官のすることです。
原子力安全委員会と原子炉安全専門審査会という原子力が安全であることをピーアールする会のメンバー構成の人たちが作った報告書なんだから、「危ない」なんてどこにも書いてあるはずないじゃないか。このメンバーはみんな原子力で飯を食っている人たちなんだよ。
最高裁判事も含めて、こういう人たちは、事故が起きてもまったく影響ない地域に暮らしている連中だからね。原子力がそれほど安全なら発電所の隣へ引っ越して住んでもらいましょう。政治なんてカンケーねえやなんて言ってると放射能が降ってくるぞ。
はまなす