読みたくないでしょうが、また自殺の話です。8年連続で3万人の話はもう書きましたが、不覚にもその中に小学生がいるとは考えたことがなかった。小学生でも自殺するんですねえ。少ないですが、毎年十人近くいるようです。なぜ、こんなことを書くのかというと、お察しの良い方はお気付きかもしれません。秋田のあの事件の前に起きた綾香ちゃんの水死事件は、もしかしたら自殺かもしれないと近所の人たちは噂しているようです。
鈴香という馬鹿女は豪憲君の事件でも証拠が見つからないけど、状況はまったくクロで死体遺棄で逮捕されましたが、綾香ちゃんは母親の仕打ちに絶望して自殺したのではないかという状況はそろっているようです。男が来れば冬でも外に出されて家には入れてもらえないとか、食事が与えられていなかったとか、与えられてもカップ麺でガスが止められていて食べられなかったとか、雪の残るあんな寒い日の川へ水遊びに行くはずがないとか、町内の誰もが事故死とは思っておらんとか言われては、小学生でも自殺することが分かった以上あり得ることです。
ネグレクト(育児放棄)だとは近所でも評判だったようで、見るに見かねた人たちが食事を与えたり、給食は他の子の倍は食べたなどと聞くと、なぜもっと早く手を打てなかったのだろうと悔やまれます。体罰などで病院の世話にならないと児童福祉施設は動かないのでしょうか。後悔先に立たずですが、もし綾香ちゃんが保護されていれば豪憲君の事件は起きなかったかもしれません。
私はあくまで自殺行為を否定するものですが、生まれて物心ついてみたら世の中真っ暗だった綾香ちゃんのことを思うととても責められません。あんな馬鹿を親に選んで生まれてきた綾香ちゃんの健気な気持ちを無駄にしてしまったことが残念でなりません。豪憲くんも綾香ちゃんも安らかにね。