90歳を過ぎても現役でばりばりに活躍しているなんて信じられませんが、日野原重明センセをはじめとして何人かのスーパーお爺ちゃんがいらっしゃいますね。特に私が注目していたのは、サイ科学協会の関英男センセ、発明家の政木和三センセと医者でエージシュートの世界記録保持者、塩谷信男センセのスーパートリオで座談会でも企画したら面白かろうにと思ったことだったけど、残念ながら関センセはお亡くなりになったように聞いています。
塩谷センセは兄弟で心霊学に造詣が深く、弟さんも日本心霊科学協会の理事長を勤められましたが、弟さんのほうが先に亡くなられました。お兄さんの信男センセは著書も何冊か出されていますので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私が知ったのは独特の呼吸法です。ゆっくりと吐いて止めて、吸って止める。最初、慣れないとちょっと苦しいけれど、慣れてくるに従い、止める時間を長くする。
すると止めている間、思考も止まるんですね。雑念が消えてなくなる。すると精神が静まってきて統一される。そしてこうもおっしゃっています。祈りや願いは一度そう心に描けば、もう届いているのだから、そう成ったと思い込んで忘れてしまいなさい。思いは過去完了形にしなさいとおっしゃっていました。すると思いはいつか必ず叶うと。
これを心霊学的に説明すると、あの世では時間がないから、思ったことはすぐに現実化するのですが、この世にはやっかいな時間というものがありますから即ではないが、この世もあの世の一部分ですから時間はかかるけれど、現実化するということなのです。忘れてしまえというのは執着するなということかもしれません。私は心のどこかで留めておいたほうがいいような気もしますが、いずれにしても夢はいつか必ず叶うということは信じたいと思っています。