1945年8月15日、日本は戦争に負けて、それ以来アメリカの作ってくれた憲法とはいえ、世界に向って胸を張れる立派な憲法の下でずっと平和な時間を持つことが出来ました。今やほとんどの国民は戦争体験のない世代になってしまい、戦争がいかに悲惨なものかを体験的に知る人はほとんどいません。
しかし、今も世界の各地で戦火は収まることなく、罪もない人々が血の海の中を逃げ惑っています。どうして戦争はなくならないのでしょうか。どうしたらこの地球という星から戦火を止めることが出来るのでしょうか。
イデオロギーの違い、宗教の違い、民族の違いなどが、こうした紛争を生んでいると言われてはいますが、違いはあっても、昔から仲良く共生していた民族もありますから、一概にはそうとも言えません。私は、紛争こそが金儲けの手段とばかりに、双方に武器弾薬を売りつけている勢力が、この地球からいなくならない限り、紛争はなくならないのではないかと思っています。
小さなところでは、カショーギなどの武器商人もいれば、大きなところではアメリカという国家自体が戦争経済がなければ成り立たなくなっている。国連などの常任理事国は全て核や武器を生産して、それが国家の大きな収入源となっているのだから、いったい国連とは何かを改めて問うてみたいものです。
そんな中、国連の常任理事国になりたいと言ってみたり、軍隊を派遣しなければ国際貢献にならないなどと、顔は日本人でも頭の中はすっかりアメリカンになった若者たちがグローバリゼーションを説くけれど、それが洗脳ってものの怖さです。日本人にしか出来ないことを、世界に向って手本としてやるのが、本当の国際貢献となるのです。自衛隊を自衛軍と呼べるように憲法を変えるのではなくて、自衛隊を世界救援隊として訓練すれば改憲なんてしなくていいのです。武器より愛を世界に広めましょう。
緑いろのがいそぎんちゃく