ひとりごと、ぶつぶつ

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働く機械。

いつも心で思っていれば、いくら理性で押さえていても、いつかぽろりと喋ってしまうものだ、ということを官僚出身だから、優秀な学校を優秀な成績で出ただろう柳沢厚生労働大臣が図らずも証明した。女性蔑視も甚だしいこんな発言をすれば、日本中の女性から総スカンを食うのは常識で考えて分かることなのにだ。これと同じようなことを、財界のオエラ方の発言を聞いていると感じるのは私だけではあるまい。多分、彼らはサラリーマンなど”働く機械”だと言いたいのを、必死の理性で押さえているように思える。

今までの財界を仕切っていた方々なら、少なくともホワイトカラーエグゼンプションのようなものが、たとえアメリカからの圧力であったとしても、自らの部下たちの負担増を考えれば、諸手を上げて賛成など言わず、少なくとも表向きは反対したであろう。それを政府が法案を出し渋っているのを見て、再度提出するように圧力をかけているというのを聞いて、いったい彼らは本当に日本人なのか疑ってしまう。

会社が誰のものか議論になったことがあったが、会社を株主のものだなどと本当に思っているのなら、それは完全にアメリカの完全市場主義の思想に洗脳されてしまっていることを自覚するべきである。株の売り買いで生活しているような人間は人間として一番下等な人間であると言って差し支えあるまい。デイトレーダーなどは、朝買って、午後には売り抜けることで利益をあげている。株を買った会社の行く末などどうでもいいから、今儲かれば良い会社であり、損をすれば悪い会社となる。そんな連中に、自分の人生を、自分の将来をかけて勤める会社など任せることが出来るのか。

以下のリストを見て欲しい。

日本の優良企業の外人持ち株比率

三菱UFJ銀行33.7% 三井住友銀行39.4% 新生銀行73.3% キヤノン47.3% 武田薬品43.7% 花王49.5% HOYA54.3% ローム51.6% 富士フイルム51.1% 塩野義製薬41.5% アステラス製薬47.3% TDK44.6% ソニー50.1% ヒロセ電機39.3% メイテック44.1% コマツ35.6% 東京エレクトロン49.8% SMC49.3% 任天堂41.1% 村田製作所37.8% パイオニア37.8% 小野薬品35.0% エーザイ33.6% 日立製作所39.5% 三菱地所38.3% 三井不動産45.0% 大和證券37.1% 野村證券43.6% セコム43.3% 栗田工業37.3% 第一三共32.3% コニカミノルタ41.4% リコー39.0% 参天製薬36.3% コナミ30.0% 日東電工55.9% 信越化学36.3% ヤマト運輸31.2% JR東日本30.6% KDDI31.4% 三井化学29.7% 積水化学33.6% 日産自動車66.7% ホンダ35.5% スズキ35.7% ヤマハ発動機31.9% 京セラ34.8% 東京ガス32.7% オリンパス34.7% 大日本印刷34.2% NEC29.3%・・・など

日本の一流企業資本の外人の持ち株比率である。愕然としないか。ケケ中とコネズミの策略によって、大バーゲンセールをさせられた企業の株はこうして害資が底値で買い叩いて手に渡った。その結果がこれである。、日本経団連のエライさん方は、自分の会社で必死になって働いてくれる人たちのことより、会社の株主のほうが大事だとみえて、日本政府に圧力までかけて、すでに働く機械と化し始めている労働者をこき使おうとしている。もはや正社員もパートタイマーもへちまもないのだ。本音は全部タダで使いたい、本音は全部を働く機械にしたいのにちがいない。いずれ誰かがどこかで”働く機械”と口を滑らせるにちがいない。
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ヤマガラ
by 892sun | 2007-01-31 14:44 | Trackback

心眼曇れば真贋を誤る。

私も若い頃からお人よしで騙されやすい人間だと言われてきたので、あまり他人のことは言えないけれど、(お人よしのどこが悪いのだと開き直ってさえいるのだ)日本人は活字に書かれたものは素直に信じるし、ましてやテレビで映像など流されれば、まったく疑いもなく信じてしまうのはちょっと困りものではありますね。あるあるナントカという番組でデータが捏造されたものが放映されたからと問題になっています。白いものを黒いと言って放送したのは問題ですが、そもそもテレビ番組というのはニュースや実況放送を除いては全部やらせです。

番組制作に多少なりとも関わったことのある人なら誰でも知っていることですが、どんな番組であろうと台本がありますし、ディレクターが存在します。そもそも新しい番組の制作は企画書を書いて、こうすれば面白くて視聴率が稼げるということで上部のOKが出れば、スポンサーを探してくっつけます。ドラマでもない限りは、どこでどんなセリフが入るとかは書いてありませんが、司会や狂言回し役の人が、どこでどう言って、どんな方向へ向ううのかは常に台本に忠実に進行していくのです。生でもない限りは、それを後で編集して台本通りに仕上げるのです。アドリブのように見えても、それは決して枠の範囲内での発言ですし、番組の主旨に合わなければカットされてしまいます。

いかにもやらせではないと思わせるように作るかが勝負の分かれ目でもあるのです。それを頭から信じてしまって、感心しているようでは困ります。民放のテレビは所詮娯楽なのです。教養を高めたいと思って見るのなら、NHKの教育放送しかないのです。

江原啓之氏のおかげで霊的なものに関心を持ってくださる方が増えるのは嬉しいことですが、あんな番組を頭から信じてはいけません。霊能があるのなら人格も高いだろうなどと決して間違えてはいけません。週間文春に彼を叩く記事が載っていましたので、買って読んでみましたが、スピリチュアリズムを本当に知っているのか疑わしくなりました。口では何とでも言えますし、文章も何とでもかけますが、どう生きているかが問題なのです。ひとの模範となるような生活でない限りは、能力があったとしても消えてゆくものなのです。

おまえも活字を鵜呑みにしているではないかと指摘されそうなので、書いておきますが、記事の中にでている有名人の守護霊のリストを見て笑ってしまいました。本来守護霊というのは、謙虚で出たがりではありませんので、そう簡単には姿を見せないのが普通です。ましてや電子機器が縦横に張り巡らされているテレビスタジオに現れるとはとても思えない。本当に見えているとしたら、彼が見ているのは背後霊の一人なのか、未浄化霊ではないのでしょうか。それを守護霊だなどと言うのは守護霊と背後霊の区別もつかないということです。

脱線しましたが、テレビなどというものは所詮その程度のものだと思って見ていただきたいものです。テレビがくだらない番組を作り続けるのは、くだらない番組のほうが視聴率が上がるからです。霊的な問題はその人の本質に関わる問題ですから、くだらない娯楽番組に同化させてしまっては罪だと思います。
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相思鳥
by 892sun | 2007-01-29 17:57 | Trackback

都会の片隅で・・・。

私のブログは毎日、一枚づつ写真を貼り付けてテキストだけの味気なさをカバーしているつもりです。日ごろ、デジタルカメラを持って歩くようにして、都会の中の小さな自然を切り取り、少しでも心を癒すことが出来たらと思っているのです。なかにはブログに使っただけで、終わるのももったいないと、良く撮れたと思ったものは、ホームページにもギャラリーを作って残しています。ギャラリーのサブタイトルは、都会の片隅で・・・。というものですが、先日は都会のど真ん中、いわゆる都心に近い場所に小鳥たちが集まってくる場所を見つけました。

原宿駅といえば、一日中若者たちがひっきりなしに集まる都心に近い駅ですが、その駅の真裏が明治神宮で、隣の代々木公園と並んで、かなり広大な敷地が杜となっていますので、小鳥たちが集まってくるのかも知れません。私の住む杉並の和田堀公園にも川蝉が来るので、まだ少し自然が残っているのですが、ここよりもっと多種類の小鳥がいるのには驚きました。
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ルリビタキ
by 892sun | 2007-01-28 09:57 | Trackback

天国に蔵を立てるゾ、最終回

精神統一を始めてから、もう十年以上になります。行けない時期もありましたが、時間が許せばなるべく出席して、自分の波動を高める努力はしてきました。日本心霊科学協会では、統一中に霊能者が一人一人を霊査してまわり、統一が終わった後で、発表してくれます。これが聞きたいばかりに統一会に出席する方も多いのですが、私は統一することが目的ですので、霊査で言われたことはほとんど聞き流してメモすることもありません。しかし、今年になって「転機が訪れます」と言われたことは気になっていました。

今までの経験から転機といえば、だいたい悪いほうへ転ぶことが多かったからです。そこで、悪く考えるから悪くなるのかも知れない、その時点を断面的に見れば悪く思えることも大局的にみれば、必ず進化しているはずだと思うことにしました。ちょうど、その頃になって勤務先の学校の理事長が変わり、警備方式の変化や人事異動もあって、今までのように気楽に仕事ができなくなりました。相性の良かった同僚も変わり、勤務時間中はほとんど外で立って仕事をしなくてはならなくなり、少し体力的にきつさを感じていました。ずっと立っているだけですが、疲れやすくなり、足がむくむようになっていたのです。

手術してから、すでに4年半が経過していましたので、一度検査する必要性を感じてもいましたし、転機という言葉も気になっていたので、思い切って辞表を書いて仕事を辞め、慶應病院の執刀医を訪ねて、CTスキャンで検査をしてもらうことにしたのです。後日検査結果を聞きに先生を訪ねると、「いいタイミングで来たね」と褒められてしまいました。以前の手術のときに、すでにあった瘤の芽のようなものが、今度またすっかり大きくなって、直径が6.9センチにもなっていて、再手術をしなくてはいけないと言われました。

このあたりから後のことは、すでに以前のブログにも書いてきたことです。9月27日に再手術を受けて、気がついたら30日、気はついていたけれど、意識はまだあちらとこちらを行き来していたようで、あの世の美しさに見とれていました。前のときには時間の経つのがとても遅く感じられて退屈しましたが、今回は不思議な体験に驚いているうちに、62歳の誕生日を迎えることになり、一般病棟に移されました。

再入院が決まったことで、前の轍は踏まないようにと思ったのでしょう、娘が働かなくても生活できるように生活保護の手続きを取ってくれ、申請も降りて今に至っています。部屋を安く貸してくださる方も見つかって、今はそこに落ち着き、これからのことを考えています。

暖かくなったら、私の話を聞いてくださる方がいれば、どこへでも行ってお話ししたいと思っています。人前で話した経験はありませんので、自信はありませんが、一生懸命お話すれば聞いてくださるのではないかと楽観しています。考えてみれば、これが私がずっと思い続けてきたことではなかったのか、と思います。ここまでたどり着くために、今まで、いろいろな経験をさせられてきたような気がしています。

私が今考えているようなことは、実は目新しいことではなくて、昔からあったのではないかと思っています。昔は、全国を乞食に身をやつして、法を説いてまわった多くの僧侶たちがいました。私が目指していたのは、この乞食坊主だったことに気がつきました。私はこれからは乞食坊主になります。日々の暮らしは既に施しを受けていますので、法を説くことに専念すればいいわけです。私が説くのは仏教ではなく、スピリチュアリズムによってあの世からもたらされた真理です。なんだかワクワクしています。これでやっと、天国に蔵を立てることが、いや建てることができそうな気がしてきました。

こんなに長くなってしまうとは、思ってもみませんでした。長らくお付き合いくださいまして、有難うございました。これで「天国に蔵を立てるゾ」は終わりです。お読みになった方の中で、スピリチュアリズムに興味をお持ちになられた方、サークルや勉強会をお持ちの方で話を聞いてやろうという方がおられましたら、アクセスカウンターのところにホームページの入り口がありますので、そこから入っていただいて、トップページの最後にメールアドレスがありますので、ご連絡をいただければ嬉しいです。宜しくお願い致します。。
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by 892sun | 2007-01-27 14:06 | Trackback

天国に蔵を立てるゾ、その7。

KCさんは顔の広い方でしたので、その後もいろいろ情報を調べてくださって、国保には高額医療費控除という制度があることを知りました。それで安心して手術を受けることになったのですが、しばらくはベッドの空きを待っていて、入院したのはその年の暮れで、検査している間にクリスマスになっていました。手術はたしかクリスマスの翌日だったと思います。症状が出てから4ヶ月が経過していました。後で分かったことですが、大動脈瑠はもうほとんど破裂寸前だったようで、破裂していれば、助かったかどうか分からず、このこと一つ考えただけでも、運命的なものを感じます。

6時間近くかかった大手術は成功し、歩けなくなる確立も大きかったのですが、幸運にも足の神経には影響ありませんでした。大晦日の紅白はもう一般病棟に移されたベッドのテレビで見ました。一人暮らしをしていましたが、もしものときのため、娘だけには連絡しておきましたので、長女が来てくれて、その後の面倒もずっと見てくれることになりました。健康で何事も順調に運んでいるときには、気がつかないことや、見えないでいることが、こうした事態になって初めて分かることがが多いことに気がついたことだけでも、私にとってはとても勉強になりました。

入院は1ヶ月弱で、一人でトイレに行けるようになれば出されてしまいます。必死のリハビリのお陰でまもなく健康を取り戻しましたが、元の便利屋を続けられるほどの体力はなくなっていましたので、何か楽な仕事はないかと探したのですが、この歳になると何もありません。この時点で、心機一転、矢国立蔵という名前は返上しなくてはと思いましたが、役に立ちたい気持ちを忘れないためにも矢国の姓はそのままに名前だけを建(たてる)に変えました。便利屋としてではなくネットの上でのハンドルネームです。

たまたま弁当を車で配達する仕事があったので、応募して使ってもらうことにしたのですが、配達だけじゃなくて、販売もしなければいけない仕事でした。えっ、と思ったけれど、袖触れ合うも他生の縁といいますから、これも何かの縁だ、もしかしたら自分の中に商売人の才能があるかもしれないと思って、1年近くやりましたが、商売はジリ貧で、給料もくれなくなったので、辞めて、次は学校の警備をやることにした。ここは、まあ病み上がりの私向きではあったので、昨年の春まで勤めていましたが、私の中では、こんなことをいつまでやっていることになるのだろうという疑念が広がっていました。

発病前からネットの世界では、スピリチュアリズムを土台として、自殺志向の方へメッセージを発信していました。メールアドレスも公開して相談してくる人がいれば受け付けていましたが、所詮はバーチャル的な世界であり、やはり本当は対面してお話するのが一番いいのです。しかし、何か仕事をしなければ生活できません。私には基本的には悩みはありませんが、それがジレンマとして常にあったのです。働くことだけでも、社会の一部を構成しているわけですから、役立っていることには変わりないのですが、ここまで勉強してきた知識を自分だけのものとして、朽ち果ててしまうのは、なんとも残念な気がしていました。
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by 892sun | 2007-01-26 17:24 | Trackback

天国に蔵を立てるゾ、その6.

痛みと痺れは、左首筋から肩、腕を通って左手の中指の先までありました。鏡の前でキオツケの姿勢を取ると、左肩が右肩に較べて5センチ以上も上がっていましたので、まさか心臓近くに原因があるとは夢にも思わず、あちこちの病院も形成外科でした。最初に見てもらったところでは、レントゲンを撮りましたら、頚椎にずれがあるから、頚椎捻挫だろうと診断されました。痛みはどのような姿勢をとってもひくことはなく、激痛というのではないのですが、常にズキズキ痛みますから睡眠も充分取れないような始末でした。

定期的に仕事をいただいていたお客様にも、随分心配をかけてしまいましたし、助けてもいただきました。ゴールデンリトリーバーを飼っていた方(KCさんとします)の敷地は広く、敷地内にアパートがあったのですが、その一階で鍼灸師が開業していました。とても評判の良い鍼灸師で、三ヶ月先まで予約でいっぱいの状態でしたが、やはりわたしのお客さんの一人が、自分の順番を譲ってくださって、私に治療を受けるようにいってくださいました。保険がききませんので、一回たしか8千円ほどだったと思いますが、その治療費も持ってくださいました。何回か治療を受けましたが、その最後の治療の時、その鍼灸師が、ふと、ひとりごとのようにこんなことを言ったのを覚えています。「この痛みは、肩甲骨を開いて針を打てれば治せるがなあ。」実際の手術では肩甲骨を開いて手術しましたので、彼は病名を当てることはできなかったけれど、場所は的確に見抜いていたのです。

私はこれより以前から高血圧症で、慶應病院で毎月薬を処方してもらっていました。診察を受けないと薬は出ませんので、診察を受けるのですが、神経内科でしたから、この痛みとは関係ないと思い込み、そのことには触れず、ただ、不整脈が出ているようだとだけ告げました。そうしたら、心臓のレントゲンを撮る予約を入れてくださって、レントゲンを撮り、その結果レントゲンでははっきりとしたことが分からないと、CTスキャンを撮ることになり、その結果が出たときに、はっきり原因が分かったのでした。胸部大動脈瘤。痛みが出てから、すでに3ヶ月が経過していました。大病院での外来は検査も予約待ちだし、結果も診察日まで待たないといけないのです。

手術には大金が必要でしたし、死ぬことは怖いと思っていませんでしたので、しばらく誰にも黙っていたのですが、心配して様子を尋ねて下さる方も多く、ついに、KCさんに本当のことを話してしまいました。それで、お金で解決できる問題なら心配はいらないからと言ってくださり、翌日また電話があって、家族会議を開いた結果、私を援助することにしたから心配しないで、手術を受けて欲しいと言ってくださいました。最後に「あなたを絶対死なせはしないわ。」とも言ってくださいました。これには本当に感激し、感謝しました。今も思い出すたびに胸がいっぱいになります。

その他にも本当に多くの方から励まされたり、援助してもいただきました。他人のために成りたいと生きてきたのに、全く逆になってしまったことで悩んだりもしましたが、施すことも大切だけれど、施されることも大切なのだと教えてくださった方もいらっしゃいました。私はずっと他人のために尽くして、自分の徳を積むことだけを考えてきたのですが、徳というものは相手にも積ませてこそ、本当の徳になることを知りました。僧侶が托鉢に回る意味も知りました。

それは、後にターミナルケアの第一人者、エリザベス・キューブラー・ロスの生き様でも証明されました。これが最後の著作といっていた彼女の自伝「人生は回る輪のように」を読めば分かりますが、彼女ほどの人生を送ったのなら、当然、死に様も熟した果実が落ちるように静かに終わるのだろうと思っていたのに、ラストレッスンが待っていたのでした。脳梗塞になって動けなくなりベッドに伏せて、いろいろな人に徳を積ませて、本当の最後の最後になった著作「ライフレッスン」を書き上げてから亡くなったのです。
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by 892sun | 2007-01-25 12:50 | Trackback

天国に蔵を立てるゾ、その5.

私とかみさんが知り合ったのは、後に私といつも組んで仕事をすることになる有名なアニメーターが自主作品を作るにあたって、1シーンにスチルアニメを使うので、そのスチール撮影を頼まれたのがきっかけでした。モデルとカメラマンの関係です。十数分のその短編アニメ作品「メイド・イン・ジャパン」はニューヨークの国際アニメーションフェスティバルでグランプリを取り、出品したアニメーターも国際的な名声を手にしました。

彼女は全く家庭的ではありませんでしたが、社交的な女性で、それまで彼女の拘わってきた仕事、カメラメーカー、フィルムメーカー、雑誌社、広告代理店などのコネクションを捨ててしまうのはもったいないので、私は小さなプロダクション形式の会社を設立して、私はそれまで通りのアニメのフリーランサーカメラマンとして、彼女にはモデルを集めてマネージメントをしてもらいました。忙しかったけれど、仕事は順調で、娘も二人授かって、その頃が家庭的には一番恵まれた時期だったと思います。

映像の分野では時代の最先端を走っていましたので、時代がアナログからデジタルへ移行していくのは敏感に察していました。ワイヤフレームだけの動画をコンピュータグラフィクスだと騒いでいた頃の話です。時代に遅れまいと、まだパソコンの初期でしたが、NEC8800を使ってモーションコントロールシステムにも挑戦しましたが、なにしろデジタル機器は投資を回収するより進化が早いので、私のような個人にはとても資金的に対応するのが難しい時代になっていました。精神世界に関心を持ち出したのもこの頃からです。本屋に入っても、何故かそのような本の並ぶ方へ引き付けられるように行ってしまうのでした。

事務所を乃木坂に構え、子供たちは隣の桧町小学校に入学させ、子供たちには寂しい思いをさせたくはなかったのですが、私も海外へ出る仕事もあって、どうしても鍵っ子のようになってしまうことが悩みだったときに、ちょっとしたことが小学校であったので、私は仕事が行き詰まっていたこともあって、あっさりとリタイアして主夫になることにしました。かみさんの仕事は日本の女性モデルから外人に切り替えたのが旨くいって、順調でしたから、収入に不安はなかったし、家庭のことは私の方が向いていると思っていたからです。

ここからは、最初に戻って、神様からのプレゼントが届いてからに続きます。私はすっかりスピリチュアリズムにのめりこみ、私とかみさんの間の価値観の相違が大きく隔たったのが根底にあったのだと思いますが、かみさんに若い愛人が出来て別れることになったのです。私はそろそろ50歳になろうとしていました。
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by 892sun | 2007-01-24 09:38 | Trackback

天国に蔵を立てるゾ、その4。

今日も昨日からの続きですが、このブログを読んでくださっている方の中には、何故、こんなプライベートな話を公開してしまうのか疑問に思っている方もいらっしゃることでしょうね。そのわけは、二つありまして、一つは、私という人間を知って欲しいからなのです。まだ続きますので、今日はその理由を書きます。

暖かくなったら、スピリチュアリズムについてのお話を聞いてやろうという奇特な方がいらっしゃれば、全国どこへでも行くつもりでいますが、私のように、学歴もなく、肩書きもない、どこの馬の骨か分からないような人間の話などに興味を持ってくださる方はまずいないだろうと思っています。だから、まず私という未熟で失敗ばかりしてきた人間が、真理を知って、もがいてきた姿をありのまま晒して、判断していただくために書いています。これは、その時、お話しする話の枕、私の自己紹介となるものです。こうして振り返ってみながら思い出して整理しています。

もう一つの理由は、事実は小説よりも奇なりですから、たいした出来事ではなくても、作り話をするよりは実際起こったことをお話したほうが、例えそれが失敗談であっても興味をそそられるものだろうと思うからです。この話は一般的な成功談ではありません。見方によってはむしろ失敗談です。成功と捉えるか、失敗と捉えるかは読者次第ということですが、むしろ安易にスピリチュアリズムを興味の対象として扱うと、大変辛い目に会うかもしれませんよ、という警告でもあることです。

40歳を過ぎる頃まで、人生は一回こっきりだからと、いかに楽しむかしか考えていなかった。30代は仕事も順調だったし、自信満々だった。。かみさんももちろん同じような考え方だったから、二人でいっぱい稼いで、1年に1回は海外旅行にいったり、ローンだけど赤坂に事務所も買ったし、別荘のつもりで千葉にも家を買ったし杉並にも終の住処のつもりで家を買って、娘も二人授かってBMWを乗り回して有頂天だった。バブル絶頂期はまさに私もバブルそのものだった。それがスピリチュアリズムに出会って、180度反転したのです。大霊に祈ったからです。私のような者でよければ、どうぞいかようにもお使いください、お役立てくださいと。祈りが届いて、ビッグプレゼントが届いたのです。大霊のお役に立つにはそれなりの準備が必要だったのです。では続きはまた明日。
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by 892sun | 2007-01-23 14:29 | Trackback

天国に蔵を立てるゾ、その3。

今日もおとといからの続きです。仕事で一番多かったのは犬の散歩で、最高は一日に10頭以上散歩させたこともあります。アメリカの犬の散歩屋さんをテレビで見たことがありますが、アメリカの犬はキチンと躾けが出来ているので、たくさんの犬を一緒に散歩させても喧嘩しない。各家庭に次々と迎えに行きながら、前からの犬を戻してコースを一巡するシステムのようでしたが、私の扱った犬は一緒には散歩できないので、一軒一軒1時間かけて、それぞれのコースを回るようにしていましたので、時間がかかりますから、夏休みやゴールデンウイークなどの家族旅行の多い時期など、オーダーが多いと、朝は暗いうちから散歩を始めなくては間に合いません。

朝の散歩が終わると食事をして、ちょっと休んだら、昼間の仕事。例えば、庭の芝刈りとか草むしりだとか、部屋やキッチンの掃除とかで、また夕方からは犬の散歩。結構きつかったけど、心は充実していました。それが約8年続いて9年目に入った頃、転機がやってきた。

昨日書いた客の一人で、私をとても可愛がってくださったアイリッシュセッターを飼っていらした方が、甲状腺ガンでお亡くなりなってまもなく、私も仕事に出ようと靴の紐を締めようとして、前かがみになった時、背中の筋がビチッと切れたような音がして、そのまま動けなくなった。仕方なく先方には事情を話して、仕事をキャンセルしてもらい、医者に行こうとしたけれど、自転車にも乗れません。前かがみになれないので、靴下も履けません。トイレも大変でした。痛む体で、あちこち医者を訪ねたけれど、原因が分からなかった。

数ヵ月後、レントゲンやらCTスキャンを撮ってみて本当の原因が分かった。胸部大動脈瑠、心臓の近くの大動脈に瘤が出来ていて破裂寸前、その部分を切除して人工の動脈に入れ替えないと助からないというご託宣が出たのです。私が心配したのは、そんな大手術をしたら、いくらかかるのだろうかということでした。医者に尋ねてみたら、500万円ちかくかかるということ、国保で3割の負担にしても150万以上はかかると聞いて、頭の中が真っ白になりました。そんな余裕はとてもありませんでしたから、病院からの帰り道で、今までのことが頭をよぎり、一生懸命やってきて、この結果なのだから、甘んじて受け入れよう、手術しないでこのまま、その時を待とうという心境になりました。この世より、あの世のほうが暮らしやすいことは先刻承知のことですから。残念だったのは、まだ天国には蔵どころか家の基礎さえ出来ていないような気がしていたことです。
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by 892sun | 2007-01-22 17:04 | Trackback

天国に蔵を立てるゾ、その2。

昨日の続きです。ワープロでチラシを作ってママちゃりで配って歩いたけど、それですぐ仕事が来るほど世の中は甘くない。とりあえずは、明日の飯代もままにならないのだから、午前中は現金収入が入るので、ビルの清掃に応募して、午後だけ便利屋さんとして働くことにした。それまで私がしていた仕事といえばアニメの撮影で、それも日本のトップクラスのアニメーターとの仕事が多くて、かなりプライドの高いというか、ほとんどプライドで生きてきた人間だったので、これは辛かったね。それまで上から下を見降ろしてきたので、下からも見てみるべしという神様の思し召し。

この世というのは、上から見ていたのでは本当の姿は分からない。政治家を見ていれば、およそ察しのつくことです。私が便利屋さんになったのも、この世を上から見るのではなくて、中に入って観察してみなさい、と言うことだったのでしょう。俗世に生きよ、俗世の人となるな、というイエスの教えを肝に銘じながら、それは、その後も今もずっと続いています。

他人のためになる仕事をしていれば、必ず神様は私を食わせてくれるだろうという信念は、それからまもなく現実化しました。神様の御心に叶った思いは必ず叶うことを体感しました。ワープロのチラシ効果はほとんどありませんでしたが、わたしの家では犬を飼っていて、ジョニーという黒毛の犬とパールという白い犬を毎日、近所の公園に散歩に連れていっていたのですが、そこで知り合った犬友達が、仕事をくれたのです。直接の知り合いではありませんでしたので、こういうのは口コミといわずにイヌコミというのでしょうね。(笑)一生懸命やるのを自力といいますが、この時ほど背後からの力添えを感じたことはありません。他力が働いたのです。

一人は、アイリッシュセッターを飼っていて、外国旅行が多い方だったので、その犬の毎日の散歩。もう一人の方もゴールデンリトリーバーを飼っていて、散歩を頼まれたのですが、いつしか散歩だけではなくて、家の中に入れてくださるようになり、お二人ともあらゆることで、わたしを頼りにして下さるようになりました。私の便利屋さんとしてのギャラは1時間2千円でしたが、毎日、ないがしかの仕事をいいつけてくださいましたので、必要最低限の収入は、この二人分で確保できました。あとは、不定期に入る仕事をこなしていれば、なんとか生活を維持することが出来るようになりました。思い立ってから3年が経っていました。もちろん、その頃には便利屋専業になっていました。石の上にも3年です。
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by 892sun | 2007-01-21 18:12 | Trackback



この世の仕組み、本当の生き方はもう分かりましたか?地球は次元が変わります。準備は整っていますか?心霊研究家のつぶやきに耳を傾けてください。
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