ひとりごと、ぶつぶつ

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良いお年をお迎えください。

と、大晦日恒例のセリフを書いてみましたが、はっきり言って来年も今年以上に大変だろうなあというのが本音です。なにしろこれまでの歴史にも書かれていないような出来事が次々起きるであろうと思われ、誰も体験したことのない未知との遭遇は、ワクワク感もありますが、どう対処するべきか不安感もいっぱいです。でも、私たちの魂は、実は生まれる前から、そのことを知っていて、この時代を選んで生まれてきているのです。この激動の時代を体験し、生き抜いていけるだけの力があるから生まれてきたのです。何が起きても慌てず、騒がず自分自身を信じてください。

この星から紛争、不正、貧困がなくなり、誰もが幸せを噛み締めて生きていけるような時代が、もうそこまで来ています。そのために今までの社会の仕組みが崩壊しています。その結果の影響から自分だけ逃れるというわけにはいきません。多かれ少なかれ誰もが影響を受けています。物質的なものもあれば精神的なものもあるでしょう。

私自身について言えば、ほとんど自分の身の回りのことなどには関心がなくなり、世界のことや日本の政治、経済の動向ばかりを見つめてきたのに、年末になって、どーんと私的な課題を突きつけられました。灯台元暗しで、全く心配していなかった身内に問題が起きて対処を迫られたのです。心霊研究家の避けて通れない道のようで、対処の仕方は知識としては知っていましたが、本から学んだ知識と実践との違いにも戸惑いました。幸いなことに、背後の細かいお計らいが行き届いていて、助け舟がいくつも出されて、なんとか急場を凌ぐことが出来ました。祈りの威力をつくづく感じさせられもしました。

アセンションに向けて、地球人類全体が最後の膿を出そうとしているのですから、一人一人の個人にも、まだ残された課題が出されることだろうことは、想像に難くありません。他人任せにしておけば、自動的にアセンションするのではなく、新しい時代に向けて今までのような価値観から脱皮しないと、これからはなかなか苦しいことになるでしょう。私もやらなければならない事がいくつか待っています。大切なことは、今は、新しい時代が来ることのための産みの苦しみであることを確信することと、自分自身と背後の力を信じて、祈ることだと思います。

今年一年、私のブログを訪ねてきてくださった皆さんに、心から感謝を申し上げます。改めて良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願い致します。
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陽だまりのKiddy Land(15)
by 892sun | 2008-12-31 09:47

最後の悪あがき

紛争、貧困、麻薬といった人間が最も恐れるネガティブなエネルギーを金儲けの手段にして、世界を支配してきたシオニスト、イルミナティーは、神の光を浴びて、金融シテムを破綻させてしまったが、まだ最後の悪あがきをして、一発逆転のラストチャンスに賭けてきた。911や、ボンベイのテロ事件の背後にも見え隠れしてきた闇の影が、中東にも見える。イスラエル独自に開戦の決意など、出来るはずがない。彼らがゴーサインを出したのだろう。アメリカ大統領交代のどさくさ期に、世界を大戦争に巻き込むきっかけになれば、目論みは成功したことになるが、果たしてそうなるのだろうか。

田中 宇氏の国際ニュースから一部引用・・・
ブッシュ政権は、金融危機やアフガンの戦況など、米国が抱えるさまざまな危機が、オバマ政権になってから全崩壊的にひどくなるような仕掛けを随所に作っている観がある。イスラエルとハマス・ヒズボラ・イランなどとの戦争も、オバマ政権の就任前後に勃発するような仕掛けにしてあるとも思える。ブッシュ政権の高官がイスラエルに対し、ガザ侵攻やイラン空爆を挙行するなら、オバマ就任後まで待てと言ったと報じられている。
 
米国の大統領選挙でオバマが当選する前後「オバマの就任直後に国際政治の大きな危機が起きる」という予測を、バイデン副大統領やパウエル元国務長官らが放った。この予測が正確であるとしたら、最もありそうなのがイスラエルがガザに侵攻し、それがレバノン・シリア・イランとの中東大戦争に拡大していくことだ。(引用終わり)

上記ニュースを全文を読んでいただければ分かることだが、イスラエルにしても国家の存亡を賭けているのだから、必死なのだが、イルミナティーにとってはイスラエルがどうなろうが、アメリカがどうなろうが問題にしてはいない。世界を恐怖のエネルギーで支配することだけが唯一の目的なのである。悲しいことだが、暮から来年早々、このニュースが世界を駆け巡ることになる。これをハルマゲドンだという人がいるが、そうではない。ハルマゲドンはもう終わったのだ。だからアセンションが始まったのだ。結果は分かっている。愚かな最後の悪あがきというしかない。闇が光に勝てるわけがない。

追記 「米政府(がイルミナティーに乗っ取られている証拠のような記事)、イスラエル軍の空爆を容認」(世田谷通信)

米ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)のスポークスマン、ゴードン・ジョンドロー氏は、29日の記者会見で、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への大規模な空爆について「自衛に必要な行動であると理解している」と述べ、今回の空爆を容認する考えを示した。また「もしもイスラエル軍の攻撃を止めたいのであれば、まずはハマスがイスラエルへのロケット攻撃をやめるべきだ」と、すべての原因をハマスへ押しつける発言をした。

多くの民間人が犠牲になっていることについては「米政府としてはイスラエルに対してできるだけ民間人の死傷者を出さないようにと強く促している」と付け加えたが、今もなおイスラエル軍が民間人の居住区を無差別に攻撃している事実に関してはいっさい触れなかった。また、次期大統領のバラク・オバマ氏と次期国務長官のヒラリー・クリントン氏は、今回の空爆についてはノーコメントを続けている。

米政府の介入なくしては停戦に持ち込むことは難しく、このように米政府がイスラエル軍の攻撃を容認した以上、事態のさらなる悪化は避けられないと思われる。(2008年12月30日)

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陽だまりのKiddy Land(14)
by 892sun | 2008-12-30 14:49

時間が速くなる。

今年も、後三日、あっという間の一年でした。歳を取ると、時間の流れが速く感じられるようになるというのは、昔から言われていたことなので、自分もそうなのかと不思議にも思わなかったのですが、実際に速くなっているとマシュー君は言っています。アセンションというのは次元が上昇することで、3次元であるこの世が、幽界ともサイキック界とも呼ばれる5次元と繋がるわけですから、そちらと同じような環境になるのは間違いありません。

信頼できる霊界通信によれば、5次元には3次元のような、過去、現在、未来へと続く直線的な絶対時間の矢は存在しないと言われており、時間とは永遠の現在として存在すると言われています。私のアナログ頭脳で想像してみると、時間というのは、どうもディスクのような構造になっていて、過去現在未来が、次元が重なるように重なっているようなのです。時間の経過は状況の変化で判断するしかないようなのです。ここのところの、世界の激変ぶりを見れば分かるように、アセンションは既に始まっていますから、時間もどんどん速くなっているのでしょう。それを私たちは、なんとなく肌で感じているのです。

ご存知の方もいるでしょうが、タイム・ウエーブ・ゼロ理論という説もあります。紹介しておきましょう。

アメリカの科学思想家のテレンス・マッケンナは「タイムウェーブ・ゼロ理論(波状型時間理論)」という、カオス理論やフラクタタルなどの数学理論、中国の易経などを基にした時間に関する理論を構築した。そして後日その仮説を応用したソフトウェアを開発した。

そしてさまざまな数学的条件をプログラミングしてシミュレーションしたところ、フラクタル・ウェーブの螺旋のピークは2012年12月23日(一説には12月21日午前11時10分)であった。マッケンナは、時間を螺旋状のエネルギー体としてとらえ、動きはじめはスローだが、時間がどんどん過ぎていくと、らせん状のエネルギーの動きは加速していく、と考えた。そしてまた時間はフラクタルだと考え、同じ一つの形が何回も繰り返されて現れてくるが、どんどんその時間的な間隔が短くなってゆくとした。そして時間とともにそこに存在する情報量は加速度的に増大し、すべての情報が凝縮する、その極大点を「タイムウェーブ・ゼロ」と呼んだ(引用終わり)

マシュー君のメッセージ、その6にある2012年のエッセイからも一部転載引用します。

しかしその年は予言で言われていたような”絶対的時間”ではなくなっている。それは、直線的時間が消滅していっているので、あなたたちのカレンダーが大規模な移行変化が完了するときを正確に伝えることができなくなっているからだ。あなたたちが時間がどんどん早くなっていると感じるのは、今いるエネルギー場がより高くなってきている影響だ。そこでは、地球が時空連続体に入って行くにつれ・・もっと正確に言えば、意識が無時間という永遠と無限の現実世界を把握するにつれて・・すべてが加速されているのだ。

地球がより高い第4次密度の波動に入っていくにつれ、光がより速く、より強く地球に注ぎ込み、それだけ速くあなたたちの”時間”が進む。だから、ちょうど今の瞬間では、あなたたちのカレンダーの1週間は、12、3年前の1週間にくらべて半分以下の時間で過ぎているために、2012年は現在のカレンダーが示しているよりもずっと速く来ることになる。(引用終わり)

どうやらアセンションに向かって時間は加速度を増して速くなり、2012年には現在のような時間は存在しなくなるようなのだ。来年、再来年がヤマで、今より更に大きな激変があるのは間違いないが、それは悪いことばかりではなく、気持ちをワクワクさせるような出来事もたくさん起きることだろう。世界中が驚いているうちに、アセンションはあっという間に達成できてしまうのかもしれない。
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陽だまりのKiddy Land(13)
by 892sun | 2008-12-29 11:34

マシュー君からのメッセージ、その15

今年、最後のマシュー君からのメッセージが届けられていますので、早速冒頭部分を転載しておきます。来年もアセンションに向けて、いろいろ大きな出来事がありそうです。来年、再来年がヤマだと思っています。ここを心境を高めて、清い心で乗り切れば、必ず素晴らしい夜明けを迎へ、希望の光を浴びることが出来そうです。全文読みたい方は森田玄さんのリモ農園ダイアリーへリンクしてありますので、読んでください。

2008年12月21日

希望と楽観の影響、ホリデーシーズンの感情、移転段階の忍耐、経済に取り組む魂レベルの用意、宇宙からの支援の証拠、変換プロセスへの実際の関与、”調和波”、密度のふたつの意味、人間のDNA、”知能レベル低下”の方法、レッテルによる分断化、あらゆる存在の意識、アートの重要性、音楽の影響力、2008年のクリスマス

1. マシューです。この霊界ステーションにいるすべての魂たちからみなさんへの心からのご挨拶とともに、このシーズンの聖なる日々は、かつてなかったようなものであることをお知らせします。あなたたちの記録された歴史の中でも最もダイナミックな年のひとつである、この年の瀬の日々に、世界中の人々の気持ちが向上し、目に見えて起きている変化の証拠を心から歓迎しています。新たな希望の光が、より良い世界が来るんだという確信にさえなって、加わり、地球はそのあるゆる生命を養うのに充分なものを提供することが出来るようになっています。

2.来年は、あなたたちの世界のすべての分野でワクワクするようなことが起きてくるでしょう。それは大きな変化を絶えることなくやっていこうという、”下から上へ”と同時に“上から下へ”とジワジワと浸透していく努力があるからです。いま起きていることは、新しい世界の誕生以外の何ものでもありません。その改革プロセスを実行し、円滑に行うためには時間が必要であることを理解してください。その日のニュースでは進展があるけれど、翌日には後戻りしているように見えるかもしれません。ですから光の中にいて常にしっかりとバランスを取るようにすることです。バランスがあれば、あなたたちは情報に通じた観測者として、マスコミ界の上がったり下がったりする情報に気持ちが動揺されることもありません。

3.過去にあったように、表では見えないところで、計り知れないことが進行していくことでしょう。けれども、何世代に渡るその活動はすべて邪悪なもので、あなたたちを闇の勢力の虜にしておくように謀られていたのです。今、あなたたちの世界をより良いものにしようと、様々な過渡期の段階に向けての努力がされつつあります。しばらくの間、主要メディアの支配が完全に除かれるまでは、不十分な発見や中途半端な進展のために、広く報道される情報が氷山の一角だったり、情報が故意に曲げれることがあるでしょう。それに、他のほとんどのものに比べれば、インターネットがより信頼の置ける情報源であることはしばらく続くでしょうが、今でも真実を隠したり歪曲しようとしている者たちにとっても同等に便利なものです。ですから、情報が信頼できるかどうかしっかり見極めることが大事です。

4.そして、恐怖を呼ぶような予言には、絶対にエネルギーを与えないようにしてください。もしそのことで心が少しでも揺れ動くことがあれば、深呼吸をして静かに目を閉じ、地球が黄金の光を浴びている様子を心に描いてください。そのイメージの持つ高い波動があなたたちのエネルギー系を向上させ、安定させるでしょう。ネガティブ(破壊的)な考えをポジティブなものに変える時にも、同じ原則が使えます。

5.愛と平和と調和の世界を望む思いがますます増えるばかりになって、闇の長い時代が終わろうとしていますが、差し迫った日々にそれを喜んで祝おうという気にすべての人がなっているわけではありません。世界中の多くの家族が戦争やそれ以外の暴力、病気、飢え、家や職を失うことで悲しみにあることを見て、私たちは、その人たちの心の重苦しさを感じます。より楽な状況に暮らしている人たちの喜びに決して水を差すつもりはありません・・それに陽気に喜ぶことは魂にとって良いことです。そのように自分の心が高揚することを否定しないでください。むしろ、感謝と陽気な気持ちを持つことです・・そのような気持ちの高い波動は心を浮き浮きさせるだけでなく、それが外に輝くことで、あなたたちが触れるあらゆる人々を幸せな気持ちにさせます。僕が伝えようとしていることは、一年を通してこの季節は、あらゆる感情の点で、それが高まる時ということなのです。喜んでいる人であればだれでも一緒に僕たちも喜びます。また、悲しかったり、心配している人には誰でも、僕たちはこう言います:新しいカレンダーの年になって、ますます強さを増している光で気持ちを高揚させれば、それは個人的な難局を乗り越えようという決意を強固にしてくれるんですから安心してください。

6.もっとも大きな関心は世界経済危機ですが、それはアメリカの状況悪化によるドミノ効果でさらに深刻になるでしょう。この問題が早期に改善するだろうという偽りの期待をあなたたちに持たせるのは決して良いことではありません・・これだけ大規模な状況は急に方向転換できません。ですから、多くの人たちにとっては困難な状況が続くでしょう。金融破綻はイルミナティの陰謀でしたが、その結果は彼らが思い描いたこととは違うことになるでしょう。彼らは、すべての金融と商業、投資手段、課税の支配をさらに強化することで、その巨額の富をさらに増やそうとしていました。その代わりに彼らが目撃していることは、何世紀にも渡って地球の周りをぐるりと囲ってきた鉄条網のような彼らの腐敗した体制の完全な崩壊です。現在の混乱から、誠実なリーダーシップとすべての世界資源の公正な配分を可能にする経済システムが現れてくるでしょう。

7.古いものから新しいものへの転移段階の間は、市レベルから国レベルでの政府の支援があるかもしれませんが、最も頼りになって、持続的で満足いくのは、家族や隣人たち、小さなコミュニティーの中で協力していくことです。そのような協力ができる人たちは、住む家、燃料、電気水道、交通手段を必要としている人たちにお金や場所を分け与えてやってください。そしてそう、これは必ずですが、気候と地形が許せば、庭に野菜を植えてください。そして、食べ物を交換したり、食料生産共同小売店システムに参加するよう他の人たちも誘ってください。

8.肝心なことは、恐れから離れていることです。もう一度思い出してください。あなたたちがこの差し迫った重大な時期に参加することを選んだ時、経済崩壊は改革への必要条件だと受け入れたのです。そしてこの暫定期間をうまく乗り越えて行けるだけの感情的、精神的、知的な心の準備を充分持ってやって来ているんです。あなたたちには魂レベルでの準備がすっかりできていることは分からないかも知れませんが、僕たちには見えるんですよ。分け与えようという気持ちと一体感がかつてないほど明るく活発になっているのが見えます。経済危機が恵みに感謝することへの深い気づきになっています。最低限の生活必需品と自由を奪われている人々に対するより深い同情、物が充分ある家族や友人たちの代わりに、必要としている人たちに分け与えること、そしてすべての人たちの幸福のために働こうと決意している人たちがたくさん増えていることがあります。このような活動に関連するそれぞれの思い、感情、行為ひとつ一つによる光が集合意識に加わり、それが次々に地球上のすべての魂への恩恵になります。

9.このほとばしるような精神がこの伝統的な贈り物のシーズンによるものだとも言えますが、その輝きは前年までのクリスマスシーズンをはるかに超えています。これまでは家族訪問や祝い事が終わればまた個人的なことだけに関心が戻っていきました。強力な勢いの光がさらに多くの人々に届いていき、その人たちを動かして分け与えたり世話をすることに参加するのが僕たちには見えています。この行動による真の精神性・・心から生きること・・が、個人個人はお互いに、そして神から離れた存在だという考えを改めています。

10.忍耐と信念があれば、地球の黄金時代として知られるものを創造するための、今の時点では計画と目的ですが、その素晴らしい変化を見るでしょう。僕たちのいる所からは、その壮大さに溢れた世界が見えます。もしあなたたちを全員ここに連れて来て、それを見てもらうことができたら、僕たちの喜びは言葉に言い表せないほどでしょう。僕たちに出来る最良のことは、あなたたちが期待できる変化を、言葉で詳しく説明することです。それについてはあなたたちの年号で言う2012年についてのメッセージで述べられています。(マシュー君のメッセージ(6)2008年7月2日)
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陽だまりのKiddy Land(12)
by 892sun | 2008-12-28 13:57

希望の光

年の瀬を迎えて、仕事をなくしたり住むところさえも追い出されたりした人が増えているのは、日本よりは、震源地であるアメリカはもっと酷いことになっているだろうことは想像に難くない。しかし、それでもなおアメリカの人々を羨ましいなあと思うのは、次期大統領オバマ氏の支持率82%という驚異的な高さである。白人は言うに及ばず黒人もヒスパニックも、現在の苦しみの中に、オバマが大統領になったら、なんとかしてくれるという希望の光を見出そうとしているのだ。

翻って日本はどうだろうか。どこに希望の光を見出せばよいのか。支持率は一割台の落ち込み、解散総選挙を願う国民の願いは七割にも達するのに、保身のために、訳の分からない理屈で延命だけを考えている政府は、誰もがいずれ潰れることが分かっている空虚な消費税論議をしていたかと思ったら、さっさと仕事収めにしてしまった。

責任政党として増税が避けられないというのなら、財務省のいいなりになるのではなくて、財務省に命じて、全ての財政状況の情報公開をすべきである。一般会計の赤字だけを取り上げて、国民一人あたり何百万円の借金があるのだとか、マスコミに書かせて、いかにも増税が避けられないかのように言うわりには、埋蔵金などという訳の分からない金が次々出てくる。まったく国民を馬鹿にしているという他はない。

国民を納得させたくば、まず政治家自らリストラせよ。国家が赤字であるのに、ボーナスを受け取るとは何事であるか。衆議院も参議院も半分もいれば充分である。年収も多すぎる。このたび就任したアメリカの国務大臣ヒラリー・クリントンの年収は18万6600ドル、円に換算すれば1660万円だそうである。日本では平議員でもこれを上回る。こういうことを国民には黙っておいて、増税論議は呆れるばかり。

人間というものは、どれほど辛い環境にあろうとも、遠くに希望の光が見えていれば頑張れるものである。言い換えれば、出口が見つからない時ほど辛い。この政権は国民をいつまで辛い環境に置いておくのだろうか。騙されたとはいえ、国民のことなど、まったく考えないような政治家たちを選んでしまった、政治に無知で無関心だった自分たちにも原因があることを反省しながら、今年が終わっていく。
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陽だまりのKiddy Land(11)
by 892sun | 2008-12-26 10:27

内部留保

サブプライムローンに端を発した金融危機が、実体経済にも大きな影響を及ぼすに至り、日本が世界に誇ってきた優秀企業が、次々とリストラを発表している。特に派遣切りと呼ばれる、非正規の社員に対しての企業の冷たさが、大きな社会的な問題になっている。

しかしマスコミは、スポンサー様に対しては完全に腰が引けていて、決算が赤字なんだから、リストラも仕方がないかのような論調はいただけない。トヨタは五十何年振りの赤字だそうだが、言い換えれば五十何年間は黒字でずっと利益を上げ続けてきたのだから、当然莫大な内部留保があるのである。

流石に今日の東京新聞では、やっと重い腰をあげて内部留保について書いているので、転載する。中央政府は何も決められないので、地方がなけなしの財源を使って救済策を打ち出してきているのが、せめてもの救いである。

企業は資本家のものではない。正規であろうが、非正規であろうが、そこで働く人間のものである。もっと社会的な責任を感じてしかるべきである。このような緊急事態なのだから、株主配当や役員賞与を辞退するべきだし、ワークシェアリングという方法もある。

血も涙もないような経営者は、いくら人材を削っても、新しい時代を生き抜くことはできないだろうが・・・。
b0034892_1614086.jpg大手16社 内部留保最高 株主重視 減益の中増配も
2008年12月24日 朝刊

 トヨタ自動車やキヤノンなど日本を代表する大手製造業十六社が大規模な人員削減を進める一方で、株主対策や財務基盤強化を重視した経営を続けていることが二十三日、共同通信社の集計で明らかになった。二〇〇八年度は純利益減少が必至の情勢だが、十六社のうち五社が増配の方針、前期実績維持とする企業も五社だった。

 利益から配当金などを引いた内部留保の十六社の合計額は〇八年九月末で約三十三兆六千億円。景気回復前の〇二年三月期末から倍増し、空前の規模に積み上がった。

 過去の好景気による利益が、人件費に回らず企業内部にため込まれている。世界的な景気減速が続く中で、各社は慎重な運営を検討するとみられる。一方で〇八年四月以降に判明した各社の人員削減合計数は約四万人に上り、今後も人員削減を中心とするリストラは加速する見通しだ。

 派遣社員などで組織する労働組合は「労働者への還元が不十分なまま利益をため込んだ上、業績が不透明になった途端、安易に人減らしに頼っている」と批判している。

 減益見通しにもかかわらず増配予想を変えていないのはソニー、パナソニック。これまでのところキヤノンは配当について、〇八年三月期実績水準を維持、トヨタ自動車は未定としている。ただ景気悪化の速さに企業が戸惑っている面もあり、今後は配当を見直す動きが出てくるとの見方もある。

 調査対象は、キヤノンなど電機・精密九社とトヨタ自動車など自動車業界七社。〇二年三月期(キヤノンのみ〇一年十二月期)と〇八年九月末時点の決算資料や各企業からの回答を基に集計。内部留保は法定の積立金を除く剰余金や各種の評価損益などを合計した。
by 892sun | 2008-12-24 16:14

スピリチュアル・プラクティス

ほとんど毎日のように書きこんでいますので、ブランクを作ると、この日記を読んでいてくださる方には心配をかけてしまいますね。すみません。病気ではありませんが、とても日記を書くような気分ではないのです。大きな壁を前にして、いささかたじろいでいます。もう心霊研究なんてやめようかな、なんて弱気になったりもしますが、逃げるわけにもいきません。出来ることから、少しずつ解決していくしかありません。このような課題をつきつけられるところまで、自分が成長したのだと感謝しています。いままでのように書き込めないかもしれませんが、心配はいりません。有難うございます、すみません、許してね、愛しています。
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陽だまりのKiddy Land(10)
by 892sun | 2008-12-18 11:37

現代社会のスピリチュアルな真相

マシューブック特別編として「現代社会のスピリチュアルな真相」という本がナチュラル・スピリットから刊行されました。きくちゆみさんのブログによれば、初版はもう売り切れだそうで、増刷に入っているそうです。私は森田玄さんのブログに書かれていたので、その日にアマゾンへ予約を入れておきましたら、昨日、船井先生の「2009年資本主義大崩壊」と共に届きましたので、早速読みました。ほやほやの読後感をアップします。

「現代社会のスピリチュアルな真相」スザンヌ・ワード著、森田玄 きくちゆみ訳、ナチュラルスピリット刊、¥1500+税

きくちゆみさんのプロローグ、スザンヌ・ワードさんのまえがき、マシューからのとっておきのメッセージに続いて、マシュー君のメッセージが1から9まで掲載されています。これらのメッセージは、玄さんのブログ「玄のリモ農園ダイアリー」にマシュー君のメッセージとして2008年1月27日分から2008年8月29日まで書かれていたものです。これ以外に、まだ日本では未刊行のマシューブック2~4までに掲載されているメッセージなども引用されています。最後にマシューが語る9.11というメッセージがあって、玄さんとゆみさんのあとがきになっています。

マシューブックについてご存じない方に改めて説明すると、これはスピリチュアリズムでいうところの霊界通信です。帯から引用しますと、マシュー・ワードは1980年4月17日、パナマにいる父親の農場で一日働いたあと、ジープで帰路につく途中、事故に遭い、まもなく駆けつけた救急隊員の腕の中で息を引き取りました。17歳でした。悲しみにくれる母スザンヌがふたたび息子マシューの声をテレパシーで聞いたのは、それから14年後のこと。以来、母と、息子との会話が今日まで続いています。

私も霊界通信を数多く読んできましたが、今までに読んだものは、どれも霊的真理や人生哲学を霊的な立場から説いたものがほとんどでした。玄さんも書いていますが、マシュー君のメッセージに驚いたのは、現在の地球人類の、その置かれた現状についてリアルタイムの新鮮な情報であるということでした。それで、以後、玄さんのブログに新しいメッセージがあると、報告させてもらうとともに、リンクを張って、一人でも多くの人たちに知らせたいと願ってきたのです。

改めて読んでみますと、現在進行中の地球と、そこに住む私たちのアセンションの進捗状況や、その心構えなどが繰り返し書かれています。今まで数千年にわたって人類を支配してきた闇の勢力が消えようとしていることや、最後の悪あがきに対して、憎しみや怖れを抱かないようにも説いています。玄さんは自分たちが知りたがっていた911の真実を暴いていることに感動したようですが、私はいつも陰謀論として片付けられてきた闇の勢力の存在、長年に渡って世界を支配してきた、いわゆるイルミナティーとかレプテリアンという言葉をマシュー君が使っていたのにも驚きました。マスコミを支配して巧妙に隠してきた、表には出さなかった真実が、今や次々と出てきていることで、証明されているのではないかと思います。

マシュー君のメッセージではないのですが、神からのメッセージというのもあります。ドナルド・ウオルシュの神との対話を思いださせます。神が宗教を、とくにキリスト教を痛烈に批判しているのは面白いです。そういえばシルバーバーチもインペレーターもキリスト教を批判していました。宗教などというものは闇の勢力の考え出したものだとも言っています。意識レベルが上がれば宗教組織や宗教そのものが必要なくなるのですから、当然のことです。また類魂についても触れているのは興味深いことです。今まで類魂について述べたのは、マイヤースとインペレーター、シルバーバーチだけです。マシュー君がかなり高いレベルの存在であることが分かります。

まえがきの中から、「マシューのとっておきのメッセージ」というのを転載しておきます。

マシューです。日本語を話すみなさんすべてに、愛をこめてごあいさつします。

あなたたちは、地球のこのかつてない時代に、今のあなたたちとして、今いる場所に生きることを選びました。なぜならあなたたちは、このスピリチュアルな再生と世界変容の稀有な時期に、あなたたちの惑星を救う心構えが充分整っているからです。

地球の有史以来、あなたたちの民族は高邁な文化と古の叡智、そしてその究極の反対である、武力侵略とその破滅的な結末という両極面を経験してきました。個々の魂として、あなたたちは、この生と過去生で、地球のもっとも暗い日々から立ち上がり、強靭な精神と卓越した民として蘇りました。しかも軍事力を使わずにーこれは、数千年間、戦争精神だけが富と指導力を産んできた世界において、驚くべき偉業です。

全体で、あなたたちは民族としての第三密度のカルマのバランスをとることを速やかに終え、地球がその本来のより高い惑星波動に戻る手伝いをしているところです。そこでは、人類の両極性とほかの闇は存在できません。あなたたちがほかの国々と平和的な相互関係を築くことからもたらされる光が、世界中を照らし、ひとびとを向上させます。この場にいる私たちは、あなたたちひとりひとり全員に愛と神の恵みと感謝を送ります。さらに、宇宙のあらゆる光の存在が、卓越したお手本であるあなたたちを歓迎しています。ー平和、愛、ハーモニーに生きることが、地球とそこに生きとし生けるものを守るということを、あなたたちは証明しているからです。

2012年のエッセイというのも、是非紹介したいのですが、それはまた別に日に転載します。
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陽だまりのKiddy Land(9)

 

  
by 892sun | 2008-12-14 12:09

リストラされてしまった皆さんへ。

年の瀬というのに、リストラされてしまって、住んでいた寮からも追い出されている人が増えていることがニュースなどで伝わってきます。赤字でもないのに、人をモノのように扱う企業論理には怒りを覚えます。黙って引き下がることはありません。一人の力は弱いけれど、同じ志を持つ者同志、集まれば力も大きくなります。もっと行動するべきです。しかし、なぜこんなになったのか、反省も必要です。

マスコミに騙されて一億総中流などと思い込み、労働組合をなくし、社会党を見捨て、小泉などのアメリカ政府のいうがまま政権の受け入れた結果のツケが回ってきたのです。世界中が騙されたのだから日本人だけが悪かったわけではありません。反省は必要ですが、いつまでも悔やんでも後戻りはできません。人生だから失敗はある。過去は過去、これからどうするかが問題です。

私はピンチはチャンスでもあると考えています。ピンチは試練だと捉えるのです。私たちが生まれてきた目的は、この世という学校で試練という名の問題を与えられて、体験的に解くことで、精神的に成長することなのです。大きな壁にぶつかったということは、そこで今までのやり方に問題があったのだから、考え方を見直す時期が来たと考えるべきです。

派遣労働者とはいえ、大きな企業に就職できて一安心と思ったかもしれません。しかし、人生を大局的に見れば、山あり、谷ありが普通で、安穏な期間などはほんとうに短いのです。安穏な生活を送っていては成長はないのですから、自らの魂は常に試練を求めているのです。オートメーションの流れ作業の一部に、人間しか出来ない手作業を組み入れられたパーツとして働いていて楽しかったですか?

生活を維持するために、仕方なく働いていたのではないでしょうか。これでは楽しいはずがないのです。自分の生活を満足させるために働いていたからです。魂も満足しません。なぜなら天の摂理に叶っていないからです。働く動機が間違っているからです。自分のために働いても、魂は満足しません。同じ働くのでも、会社が好きで、会社のために働いているとか、社会のためとか、他者のために働いていると感じることができれば、誰でもすごく満足するものなのです。

不況になれば、人をモノのように簡単にリストラするような会社が愛せるわけはありません。団体交渉して、もう一度働けるように行動するのもいいですが、私なら、こんな会社には愛想を尽かして、自分からとっとと辞めてやります。これを良い機会と捉えて、もっと人に喜ばれるような、自分も働いていて喜びを感じられるような職種を探します。

それはどんな職種かというと、大変で嫌がられるような職種です。最近はあまり聞きませんが、3Kと言われた職種がありました。汚いとか、きつい、厳しい仕事は誰でも敬遠しますから、常に人材は不足しています。介護の現場も人材が不足しています。高齢化が進んでいる農業も狙い目です。厳しい職場はどこも人材が不足しています。自分を鍛える意味でも、挑戦してみることをお勧めします。

誰だって、簡単で、綺麗で、短時間労働で済んで、たくさん報酬が得られたら、どんなにいいかと思っているでしょう。しかし、それではハッキリ言いますが、あなたの魂は満足しないのです。一生、何かが足りないまま終わり、またやり直しの人生を選んで、生まれ直すことになるのです。失敗の人生だったことになるのです。

何ども繰り返して言ってきましたが、これからの数年間は、天地がひっくり返るような大変な時期なのです。そうした時代を乗り越えるには、天の摂理に叶った生き方をするしかないのです。摂理に叶った生き方をした者だけが、新しい時代を生きて行くようになるのです。摂理とは、自分を他人のために役立てることです。もちろん報酬を貰ってもいいのですが、目的は報酬ではなくて、自分の魂の成長のためだということを忘れないでください。
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陽だまりのKiddy Land(8)
by 892sun | 2008-12-13 11:34

心がほっこりしました。

鞄作りのメーカーで、親の遺産を巡って骨肉の争いをしていた兄弟もいたようだけれど、今日の話は、同じく鞄作りの若い職人さんのひとり言で、ちょっといい話。マイミクさんが見つけてきたのを転載させてもらいました。心がほっこりしますよ。


鞄作りの同業者として俺が体験したことを書いておきたいから、ちょっと長くなるが聞いてくれ。

2年半くらい前にヤフオクである工作機械をいくつか落札した。結構大きさのあるもので普通なら送料も相当かかるのだが、たまたま住所が近い人がまとめて出品していたので、自分でトラックで引き取りに行くつもりでその出品者から落札したんだ。

その工作機械っていうのは皮革の裁断機やミシンなどで、家庭で使うような代物じゃなく、プロが工場で使うものだ。新品で買うと相当な値段だが、当時鞄デザイナーとして独立して、新たに工房を構えようとしていた俺には新品など手が出るはずもなく、中古の物でも格安で手に入ることになったのは大変ありがたかった。格安といっても全部で20万円ほどかかったが。

約束した日時にトラックに乗って指定された住所まで行ってみると、通りからは普通のこじゃれた新しい一軒家に見えるが、やはり庭の奥に小さな工房が有る家だった。ヤフオクに出品していた人は女の名前だったが、伺った家で対応してくれた人も女の人で、しかも想像より若く、俺の少し下で25,6才といったところか。職人系の人の持ち物だとばかり思っていたので意外に思って聞いてみると亡くなった父親が仕事で使っていたものらしい。一年ばかりそのまま置いといたが残しておいても使わないので処分することにしたらしい。

前の工房の持ち主は几帳面だったらしく全てが整頓され片付いていた。俺は落札した機械いくつかを苦労してトラックに積み込み、そのほかにもこまごまとした道具や、余ったらしき革などの材料(これは持って帰っても使えなかったが)をおまけで頂いて、ついでに少し工房内の掃除をして丁寧にお礼を言って家に帰った。思いのほか時間がかかってしまったのでトラックから荷物を降ろしたのは次の日だった。

自分の工房といったところで雨風を辛うじて凌げるくらいの小さな貸家の小さな庭に、これも中古で買ったプレハブがひとつ置いてあるだけの本当に小さな工房だ。床だけは重い機械が乗せられるように強化してあるが、ドアひとつ、窓ひとつのプレハブで、夏は相当暑くなるだろう。その工房に買った機械を運び終え、ホームセンターで買ってきた材木で棚や作業代などを作りつけ、やっと製作にかかる準備が整った頃、工作機械の出品者からメールが来た。

メールに書いてあったのは、
彼女は高校まで実家で暮らし、大学、就職ともに東京だったので1人暮らしをしていて、実家に帰ってきたのは去年父親が死んで母親1人だけになってしまったからだということ、無口だった父親とはあまり仲が良くなく、子供の頃は仕事場も住んでいた家とは違う場所に構えていたので、あまり仕事をしているところを見たことも無く、父親の作った鞄もあまり使わずにブランド品ばかり使っていたこと。等等が言い訳のように書いてあって、そして最後のほうに、父親が使っていた機械をどういう風に使うのか、それでどういうものが出来上がるのかもう一度みたいので、一度俺の工房に伺ってもいいか。 というようなことが書かれていた。

俺にはまったく断る理由も無く、家もそんなに離れていないので、週末に約束をして迎えにいき、家もボロい所だよ、とあらかじめ言い訳めいたことを言って工房に連れて来た。まだ準備ができたばかりだったので作りかけのものすらなく、貰った革を使って買った機械や、工程の説明をしながらキーホルダーを作ってあげた。それでもそんなに時間もかからなかったので、インスタントのコーヒーを出して、なんとなくお互いのことを話し始めた。最初はお互いの年齢など当たり障りのないことを話していたが (ここで彼女が同い年だと言うことがわかった)彼女はメールに書いてあったような経歴を話し、俺になんで鞄デザイナーになろうと思ったかと聞いてきた。

俺の実家は隣の県にある。工房の場所を探していたときに今の土地に移ってきたのだが、実家にいた小学3年生くらいの頃、軽いいじめにあった。といってもそんなに深刻なものではなく、すぐにいじめの対象がほかに移り、それもすぐに無くなってしまった位のものだったのだが、その過程で俺のランドセルに傷がつけられた。今思うとたいした事ではないのかもしれないが、当時の俺は泣きじゃくって学校に行きたくないと散々ごねた。

親はランドセルを買った近所の小さなお店に行き、もう買ってから年数が経ってしまっているが直してもらえないだろうかと頼むと、店のご主人は快く引き受けてくれた上にランドセルが無いと学校に行くのも大変だろうから最優先でやってあげようといってくれたらしい。驚いたことに、次の日の朝早く、店のご主人がランドセルを自宅まで届けに来てくれた。傷を直した場所は新しい革に変わっていたが、目立つことも無く、まるで最初からそこにあったかのように馴染んでいた。全く魔法のようだった。

俺は喜んでランドセルを背負って学校に行き、その日家に帰ると母親と一緒に、かばん屋までお礼と、代金を支払いに行った。かばん屋は小さなお店兼工房になっていて男の人数人が働いていた。代金を支払ってお礼を言うと作業中だったご主人が よかったな、と俺に言った。母親がお店の中に陳列してある鞄を見てまわる間、俺はご主人の仕事をずっと見ていた。革を切ったり金槌みたいなので叩いたりしているのを見るのは楽しかった。

この日以降も何回かこのお店に遊びに行った。たいてい友達と一緒に行ってただ見てるだけだったが ご主人は嫌がりもせず、他の職人さんたちも優しくしてくれてたまに余った革の切れ端なんかをくれたりした。この時くらいからはっきりとした物ではなかったが漠然と鞄職人にあこがれていた。

そんな話をしていると彼女が実は…と切り出した。少し前から考えていたそうだが、彼女も父親のような職人になりたくて 専門学校に行くことを検討しているという。そこで独立したての俺にいろいろ聞きたかったらしい。俺も大学を中退したあと専門学校に2年通い、その後ひとの工房に入って数年修行したあと独立した。そのことを話すともう資料も取り寄せてあり、入るならここかなとあるデザイン形の専門学校の名を口にした。

もともと鞄作りを勉強できる専門学校なんてそんなに多くない。ある程度予想していた通り、そこは俺が出た学校だった。彼女は誰かに最後の一押しをして貰いたかっただけらしく、そこそこいい学校だったことを言うと、もう入学することを決めたみたいだった。

彼女が専門学校に入学すると俺たちはなんとなく付き合うようになっていた。
俺の仕事は独立したてにもかかわらずそこそこ順調で、営業をかけたいくつかのお店で取り扱ってくれていた。個人工房の強みでお客さんの要望に有る程度答えてセミオーダーのような形で鞄を作ることもあり、結構な値段がするにもかかわらず独立して一年ほどで固定客も付き、利益を出せるようになっていた。

 その頃には彼女も頻繁に工房に来るようになっていたし、ちょっとした作業を手伝ってくれることもあった。逆に俺が彼女の実家に遊びに行き、たまに彼女の母親と三人で食事をするようなこともあった。

あるとき、三人で食事をしていたとき、俺の小さい頃の話になった。俺が住んでいた町の名前を言うと彼女の母親はあらっというような顔をして父親の工房もそこにあったと言う。デパートなどの店卸が主な仕事だったが工房にも少し商品を置いて販売していたらしい。はっとして彼女の顔を見たがまだ気づいていないようだった。俺はどきどきしながら工房の場所と様子を聞いた。

遠い記憶でお店の名前は忘れてしまっていたが話してくれた工房の場所は間違いなく俺が子供の頃に通ったあのかばん屋さんだった。俺がこの仕事に就くきっかけを作ってくれたのは彼女の父親だったのか。

それから俺は興奮して思い出すままにいろんなことをしゃべり続けた。ランドセルを直してもらったこと、彼女の父親が仕事しているのを見ていたこと、革の切れ端を貰って大事にしていたこと。彼女はそういった話はまだ母親にはしていなかったらしく、また彼女も父親の仕事場にあまり行ったことが無かったので、いままで結びつかなかったらしい。

聞くところによると彼女と両親は今よりも隣の県に近いところに住んでいて、父親は俺の実家の近くの工房まで通っていた。60歳を過ぎて今までの工場は人に譲り、今住んでいる所に家と小さな工房を建てて移り住み、鞄作りは小さな規模で細々とやっていくつもりだったらしい。それが引っ越してそう日も経たないうちに残念なことに亡くなってしまった。

小さな工房はそれから一年くらいそのままだったが、機械類は置いておくよりも使ってもらったほうがうかばれると思い、ヤフオクに出品したところ買いに来たのが俺だった。

そのあたりまで話した頃にはもう三人ともぼろぼろ泣いていた。母親なんか俺の手を握って娘をおねがいしますみたいなことを言ってるし。でもさすがの俺もこれには運命的なもの感じずにはいられなかった。今までより彼女が大切に思えたし、亡くなった職人であった父親から意思をついで立派な職人になれって言われている気がした。

この春、専門学校を卒業した彼女と結婚します。俺の実家につれて帰ったときに彼女の父親の昔の工房を見に行ったら名前を変え、店舗部分を少し大きくしてまだ営業してた。今の店主に彼女は昔のこの店の主人の娘であることや、結婚すること、俺が小さい頃遊びに来ていたことなどを話した。驚いたことに今のご主人は彼女の父親の元で働いていた職人さんの1人で、小学生の俺に革の切れ端なんかをくれていた人で、ご主人は俺のことも覚えていた。世間の狭さにまたひとしきり感動して、同業者としてこれからよろしくお願いしますと挨拶をして店を後にした。

狭い工房と貸家だけど4月から彼女と夫婦二人での製作と生活をスタートします。手作りの良さと、彼女の父親から受け継いだ職人の心を忘れずにこれからもがんばろうと思う。書いているうちにだらだらと長文になって申し訳ない。才能のある作家なら小説がひとつ書きあがるくらいの、作り話みたいな話だが、どうみても作り話です。ありがとうございました。(改行しましたが原文のままです)
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by 892sun | 2008-12-12 09:09



この世の仕組み、本当の生き方はもう分かりましたか?地球は次元が変わります。準備は整っていますか?心霊研究家のつぶやきに耳を傾けてください。
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