お金のカラクリ 補足
働いても生活出来ないワーキング・プアどころか、仕事の見つからない人が巷には溢れるようになってしまっているのに、政治屋たちは自分の保身のためには、仕事を投げ出し、国家運営に空白を作って平気です。自分たちはアメリカの指図通りに動いてきたのだから、指図したアメリカ自体が大変なことになっているのだから、責任は自分たちにはないかのような態度です。こんな連中には二度と政治にかかわってほしくないので、来る衆議院選挙では、厳しい選別の目で判定を下さなくてはならないと思います。
さて、ここのところお金の話を続けています。現在のところアメリカも日本も株価が一時的に持ち直していますので、景気が底を打ったなどと楽観的というか能天気な予測も流れているようですが、金融崩壊の原因が取り除かれたわけではないので、今までより更に大きな津波が押し寄せてくることは間違いないでしょう。今までのような社会システムの崩壊のカウント・ダウンは、すでに始まっているのです。そこで、何故このようなことになったのか、これからはどうすればいいのかについて考えているのです。 アメリカのFRBが民間銀行で、アメリカ国民はFRBの発行したドル紙幣を、自動的に借りて使っていることについては、すでに以前述べたことです。ドルは世界の基軸通貨ですから、原価は印刷代だけなのに、アメリカ国民だけでなく、ドルを使えば自動的にドルの発行者に利息を払うシステムなのです。それは日本も同じことで、ドルだけでなく、日本で日本銀行の発行したお金も同じシステムになっています。日本中に流通しているお金は、日本銀行が発行していますが、発行した分だけ国債が発行されて、それを国民が借りていることになっている。日銀券はすべて債務通貨であるということを、ご存知だったでしょうか? 債務ということは借金です。借金すれば必ず利息を払わなければなりません。しかし、日本の場合は、国債を買っているのも日本国民ですから、国内でお金のやり取りをしているだけで問題ないのですが、政府は一人当たり何千万の借金を抱えているのだからとか言って、増税に結び付けようとやっきです。はっきり言えば、借金をゼロにするということは、国内の紙幣をゼロにすることですから、不可能なことなのです。借金、借金といいますが、貯金するより利息が高いし、国が保障しているのですから、お金持ちの中には国債を買う余力のある人が買えばいいので、そのような人がいるうちは問題ないのです。 問題なのは、こうして生まれた時から、お金(借金ですから)を使うたびに利息を自動的に搾取されてしまう一般の国民と、国債を買えるようなお金持ちとの差がどんどん広がっていくことです。お金に利息をつけることは、全世界の宗教では禁止されてきました。唯一、ユダヤ教だけは異教徒から利息を取ることが許されていたのと、お金を扱うことを卑しいこととしなかったので、お金のシステムはユダヤ教徒が使い出したのです。お金がお金を生むシステムは、格差を広げていきます。生まれた環境によって、すでに格差があるのですから、どうしようもありません。 このようなシステムの行き着いた先が現在の金融崩壊で、世界が貧困と紛争にあえいでいるのですから、ここからの脱却を計らなくてはなりません。そのための一つの方法が、銀行家たちからお金の発行権を取り上げて、政府が紙幣を発行するという考え方があります。政府とは国民の代表ですから、国民が国民のために紙幣を発行するので、お金の本来の用途に適した方法ですし、債務とはなりませんから利息を払うこともありません。むしろお金を貯めることで、流通が滞りますので、持っていると減価していくシステムというのも考えられます。お金がお金を生むことはなくなります。 昨日、書いたベーシック・インカムという考え方もあると思います。働かなくても最低限のお金が入ってくれば、誰も働かないだろうと思うのは、意識レベルの低い人の話で、私の考えている世界では、そういう人は自然淘汰されていきます。それがアセンションなのです。アセンションが進行しているからこのような金融システムの崩壊が起きているのです。私たちの生まれてきた目的はお金を貯めて、贅沢三昧に生きることではありません。それぞれが違った目的を持って、それぞれに奉仕するために生まれてきたのです。お金のために目的に辿り着けないとか、人生が縛られるようなことがあってはならないのです。このことに皆さんが気がつけば、この流れはいっそう速くなっていくことでしょう。 ブログ・ランキングに登録しました。お読みになって、よかったと思われたら、バナーのクリックをお願い致します。
by 892sun
| 2009-08-02 10:03
|
以前の記事
2016年 12月
2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 11月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 11月 2014年 09月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 home page
ライフログ
その他のジャンル
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||