本当に価値あるものを残す
本当に価値のあるものとは何かについて、結論から申し上げれば、あの世に持っていけるものこそが本当にに価値のあるものということが出来ます。このブログを読んでくださっている方々には、今更言うまでもありませんが、命とは永遠のものであり、この世は魂を磨くための学校ですから、魂を成長させるために一時的にいるだけの場所に過ぎません。この本来の目的が分かってくれば、この世でいくら物質的な財産を築いても、何にもならないばかりか、地球の資源には限りがありますから、自分一人が資産を貯めこめば、貧困も生まれますから、それなりのカルマとなって、いずれは償うことにもなりかねないのです。
ところが、霊的に未熟な若い魂は命とは肉体の命と同じもの、人生は一回きりだと思っていますから、肉体的な欲望や物質的な所有にどうしても囚われてしまいます。物質波動も強いですから、強い意思を持って、欲の命ずるままに従えば、かなりの確立で財を成すことも出来ます。この世の社会システムもそのように出来ていますから、たとえ最初は貧しくても、わずかな資金を元手にビジネスを始めて、成功することもあるでしょうし、お金が出来たら、お金がまたお金を生む複利の仕組みを利用すれば、車や住宅や、次々と欲しいものを所有することも出来るでしょう。 自分が生きていくうえで、必要最低限のものを手にすることで満足すれば、それでいいのですが、人間の欲望というものは限りがありませんから、必要以上のもをどんどん貯えていきます。子孫のために資産を残してやるためだとか言いながらも、実は自分の欲望を満たしているだけなのに気がつきません。いくらそのような資産を残したところで、そのようなことは天の理に反しているのですから、残された資産をめぐって、肉親同士が醜い争いを始めることはよくあることです。子孫の幸福と相反する愚かな考えです。 あの世にまで持っていける資産とは何かとは、もうお分かりだと思います。この世には魂の成長のために生まれてきたのですから、魂が成長するような行為そのものが資産となるのです。アカシック・レコードについて記述したことがありますが、宇宙に起きているあらゆる波動については、記録が残されますから、私たち一人一人が生きた人生もまた克明に記録が残ります。自分では忘れてしまっても、記録は残っているのです。誰が誰のために、どのように尽くしたのか、一つ一つの記録が積み重なって、その人の人間性を高め、徳性が積み重なった財産として、素晴らしい貯金通帳をあの世に持ち帰ることになるのです。 魂には年齢があります。初めて一人の人間として生まれてきたような若い魂から、もう何度も再生を繰り返してきたような古い魂です。今、アセンションの時代を迎えて、若い人の中にもスピリチュアル・ブームが起きて霊的なことに関心を持ち、私の書いているような事柄にも関心を向けてくれている人が増えています。中年以上の人より、若い世代のほうが霊的なことに熱心になってきました。肉体年齢と魂の年齢は違うのです。それはとりもなおさず、これからの世界が大きなパラダイムの転換を迎えることを魂のレベルでは知っていて、この時代を目指して生まれてきているからだろうと考えます。 これからの時代は物質的なものから霊的なものへと価値感が変わります。私たちが本当に残さなくてはいけないものに気がつきます。分かち合いと思いやりの心が社会に満ちるようになり、競争や諍いは消えて素晴らしい時代が来るでしょう。パラダイムの転換に向けて、もうカウントダウンが始まっています。心の準備は出来ていますか? ブログ・ランキングに登録しています。お読みになって、よかったと思われたら、バナーのクリックをお願い致します。
by 892sun
| 2009-11-19 16:12
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