欺瞞の大国アメリカ
世界の基軸通貨としてのドルを発行しているのは、FRBで米国政府ではないことは前にも書いた。紙幣を印刷発行する権利があったらどんなにいいことだと誰でも思うことだろう。無から有が生み出せるからだ。FRBの株主は一握りのファミリーであり私設の銀行にすぎない。彼らはどうしてこのようなシステムを手にしたのだろうか。それにはアメリカ建国の歴史を遡る必要がある。「大いなる秘密・上」より一部抜粋引用する。
アンリー・P・ホールは著作のなかで「56人の独立宣言署名者のうち、50名がフリーメーソンだ」と述べておりフリーメーソンでないことがはっきりしているのは一人だけだと指摘している。1783年9月3日、パリ条約によって、アメリカ植民地は独立国家「アメリカ合衆国」として承認された。パリ条約とはまことにもって適切な名称である。パリこそアメリカ独立戦争を画策した陰謀の中心地だったからである。自由を謳った合衆国憲法は、ジョージ・ワシントン、ベンジャミン・フランクリン、エドマンド・ランドルフ、トマス・ジェファーソン、ジョン・アダムスら建国の父によって作られた。少なくても公式にはそういうことになっている。 彼ら建国の父たちはフランクリンやジェファーソンをはじめ、みながみな熱心な奴隷所有者であった。30年以上にわたる奴隷所有者であったフランクリンは自らの経営するよろず屋で、奴隷の売買を行っていた。事実彼は「感じのいい15歳ぐらいの娘。水疱瘡済み。国内に入って1年以上。英語を話す。お問い合わせは下記へ」という奴隷売りの広告を出している。フランクリンだけではない。ジョージ・ワシントン、ジョン・ハンコック、パトリック・ヘンリーといった独立戦争の大物たちは、みな奴隷を所有していたのだ。たしかにパトリック・ヘンリーは「自由を与えよ、さもなくば死を」と叫んだ。だがこれは、あなたの顔が黒くなければの話である。 また合衆国初期の9人の大統領は、すべて奴隷所有者であった。アンドリュー・ジョンソンは「この逃亡奴隷を捕らえたものには別記の賞金を与える。鞭百を加えるごとに10ドル追加する」との広告を出している。ワシントンの協力者であったエドマンド・ランドルフは合衆国の初代司法長官および国務長官に任命された人物だ。合衆国の中央政府システムを提案したのは、このランドルフであった。それはフランシス・ベーコンの秘密結社ネットワ-クや例の「見えない大学」によってすでに考案されていた「見えない支配構造」を基礎とするシステムだった。 多くのアメリカ人は、合衆国憲法は自由を保障すべく作られたのだと信じている。しかしそこには巧妙な抜け穴が用意されている。ブラザーフッドのアジェンダはこの抜け穴を通して現実化されるようになっているのだ。たとえば議会を通過した法案が大統領によって拒否された場合、その法案は上下両院に差し戻される。その法案が大統領拒否権を超えて成立するためには、上下両院において三分の二以上の多数で可決されなければならないのだ。つまり、大統領と上院・下院いずれかの三分の一をコントロールしさえすれば、あらゆる法案の成立をストップできるということだ。 ところで、あなたの「自由」にとって、さらに大きな脅威となるものは何だろうか?それは私的権力に通貨発行権を認めることだ。愛国者たちは、通貨は議会が発行しなければならず、私有銀行による通貨発行は憲法違反となる」と信じている。しかし、合衆国憲法には、そのような明記はないのである。 合衆国憲法の第八節第一項は、「議会は通貨を発行し、その価値を規定することができる」となっている。つまり合衆国憲法は「通貨発行権を有するのは議会だけだ」とは言ってないし「議会は必ず通貨発行権を行使しなければならない」というわけでもない。 その第十節には「いかなる州も、法定通貨としての硬貨を鋳造してはならない。そのうえ金貨および銀貨が、唯一の支払い手段でなくてはならない」と述べられている。では紙幣の発行はどうなるのだろうか?憲法違反とはならないのだろうか?それがそうはならないのだ。 メリーランド州の一部が割かれ、連邦の首都となるべく議会に移譲された。それがワシントンDCの始まりだ。DCとはディストリクト・オブ・コロンビア、すなわちコロンビア特別区の謂いである。これは州ではない。紙幣を発行する「私有」中央銀行=連邦準備制度(FRB)は、この特別区にある。このコロンビア特別区は各州に該当する合衆国憲法の多くの規定項目から、上手い具合に逃れている。賢明な「建国の父」たちは、このことを見越していたのだ。***引用終わり ブログ・ランキングに登録しています。お読みになって、よかったと思われたら、バナーのクリックをお願い致します。
by 892sun
| 2010-06-29 11:09
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