ひとりごと、ぶつぶつ

死ぬことは悲劇ではない

心霊学の基本のキで、今まで何度も触れてきたことですが、改めて書いておきます。私たちは小さい頃から物質科学こそが正しいと教え込まれてきましたので、人間という存在も地球に棲息する最も進化した生物の一種として、肉体の終焉はすべての終わり、死は永遠の別れとして恐れてきました。しかし霊的な真理を知ることで、死とは本当はどういうことなのかを理解する人が増えてきていることも事実です。死の本当の意味を知れば死が恐れるものでも悲劇でもないことがわかります。

これは科学的に考えるよりも哲学的に思考したほうが分かり易いといえますが、一般的社会常識に囚われる人はどうしても死を恐れます。生きていくうえでは、哲学的な思考などは必要ありませんから、日々の生活に追われていれば考えることもないのですが、人生は平坦ではありませんから、いろいろな壁に前を塞がれ、どうしても悩みから抜け出せなくなって、時には自分の存在について考えたりすることになります。

昔からそのために、人々の心の拠り所となれるように地上に何人かの教師が派遣されて、霊的真理が語られたのですが、私たちは自分に都合のいいように解釈して、それぞれの宗教を作り上げそれで納得してきました。命の本質について分かっていないままきてしまったのです。スピリチュアリズムが起きたのは19世紀半ば、それまでの宗教的な誤謬から目覚めさせるために始まりました。これは宗教ではありません。霊的な真理だけを述べているのです。

全ての生命は創造者から発して、創造者の元へ帰る永遠の霊的進化の旅へ出ます。何度も何度もいろいろな媒体に宿りながら進化していきます。何万回なのか、何百万回なのか想像もできませんが、そうして生まれ変わりを繰り返しながら、やっと人間という生物に宿っているというのが、今の私たちなのです。人間に宿るのが最終というわけではありません。人間としてこの地上生活を卒業しても、それはやっと三次元という最も波動の低い世界での修業が終わったということで、その後もまた高次元に向け、形態なき世界へと成長していくのです。

したがって死というのは、現在から次へと進化するプロセスの一つであることを理解できたでしょうか。蝉の脱皮と似ています。暗い地下で何年も暮らした後、蝉は穴から抜け出して、光に満ちた大空に舞い上がります。私たちもプラトンのいうところの洞穴生活から抜け出して、本当の光の世界に舞い上がっていく存在なのです。もちろん人間性を高めることは難しいですから、一度の人生で次のプロセスへと移っていくのはなかなか出来ませんが、それでも何度か生まれ変わることで、次の世界へと進むことになります。

この世というのは、何度も言いますが、そのための学校なのです。テストに合格しないと次へ進めませんから環境を選んで生まれ変わってくるのです。辛い厳しい世界ですから、生まれてくることのほうが、よほど勇気の要ることです。死ぬことは、修業から一時的に開放されることですし、地上からの卒業の人もいます。本当はお目出度いことなのです。悲しみにくれることではないのです。お葬式に行ったら、声を出して言うと顰蹙を買うでしょうから心の中ではおめでとうと言って喜んであげてください。

死は永遠の別れでも、消滅でもありません。命は永遠です。私たちの本質は霊性進化を続ける永遠の旅人なのです。これが分かれば死を恐れることはなくなります。人生をどう生きるべきかも分かってくるでしょう。

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by 892sun | 2010-12-18 12:19
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この世の仕組み、本当の生き方はもう分かりましたか?地球は次元が変わります。準備は整っていますか?心霊研究家のつぶやきに耳を傾けてください。

by 892sun
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