年末になるとテレビはなんとかスペシャルが多くなるが、仰天したのは江原啓之スペシャルなる出し物であった。江原啓之とは最近売り出し中の霊能者で、女性向け雑誌などにさかんに書いていて引っ張りだこ状態らしい。彼のHPをみても講演などのスケジュールがばっちりつまっている。どこのどの霊能者が何をしようが関心はないが、この人ばかりにはちょっと関心がある。それはこの人は自らをスピリチュアル・カウンセラーと称するようにスピリチュアリズムを商売の道具にしているからである。本人の弁によればイギリスまで行って資格を取ったスピリチュアリストということだそうで今や芸能人には細木数子か江原啓之という人気ぶり。本などで顔は見たことはあるがテレビでは初めて拝見いたしました。ギボさんのときもそうだったけど、この手の番組を見ているとだんだん気分が悪くなる。最初の事故で亡くなった坊やの話まではなんとか見ていたけれど、次のお化け屋敷の話でスイッチを切りました。ギボさんの時は霊能のあるタレントとして見ていましたが、江原さんの場合はほんまもんですと言って出ているわけだし、自らスピリチュアリストですと名乗っているわけだから、ショーとして見るわけにもいかず困ったね。テレビなんて所詮アホ相手のショーなんだからこんな番組にいくら貰ったか知らないが出ちゃダメだね。見ていてなんだか自分の能力の高さをアピールこそすれ、スピリチュアリズムを知らしめるためのようには見えなかったし、スピリチュアリズムというのは地球人類の霊的向上浄化プロジェクトなんだよ。テレビで宣伝して普及させるようなものでもありません。そんなこと本人は充分承知のはずでしょう。テレビメディアが求めているのは第二のギボさんなんだよ。私が心配するのは彼が第二のギボさんとして活躍すればするほど彼女のように能力がなくなっていくことだよ。老婆心ながらそうはならないことを祈ります。