世間体という、もう一つの檻
私たちはこの世という三次元の世界で生きるために、自分を表現するのに、肉体というとても制約の多い媒体を使うことを余儀なくされています。そのために、この世で生きることは囚人とも例えられるのです。賢者はこれを知っていましたから、肉体に過酷な圧力をかけて、この制約の身から抜け出し、自由を得ようといろいろと試みます。私たち凡人はどうでしょうか?私には、この牢獄を抜け出すどころか、さらに大きな制約をかけて自ら囚われ人を演じているようにしか思えません。
肉体の制約だけであれば、もっと自由に生きられるはずですが、社会通念とか、世間体とか、常識とかがないと社会人として認められないとして、自らをもう一つの檻に閉じ込めています。なんと愚かなことでしょう。特に女性にその傾向が強いように思われます。女性が小心ゆえなのかもしれません。女は女らしくあらねばならないと呪文をかけて、自分の活動範囲や思想を歪めます。女であろうと、男であろうと、その前に人間であれば人間らしくあればそれでいいのではないでしょうか。同時期に複数の異性と付き合うとあばずれとかいわれます。男性は言われません。不公平です。蝶よ花よともてるのは人生のほんの一時期です。大いにあばずれましょう。これも貴重な体験になります。 特に日本では、女性はつつましく、控えめであることが尊重されます。長い間そう言われてきましたから、日本女性は潜在的にそれが女性の特性だと自分で自分に言い聞かせてきました。男性もそのような女性を好みます。優越心をくすぐるからです。男性より劣っているのは瞬間的な体力だけで、生存能力は女性のほうが優れています。総合的にみれば、どちらが優れているかはわかりません。男性より知的にも霊的にも優れている女性はたくさんいますが、常に男性より一歩下がるのが常識であり、社会通念、そして世間体というやつで、こんなものに縛られて生きるのはもう止めたほうがいい。 戦後、男女同権と言う思想が入ってきて、日本女性の考え方もだいぶ変わりましたが、それを逆手に自分が弱い女性を演じることで、本来の自分に仮面を付けてガードしている女性もいます。男性側からみると、ちょっとずるい女性です。仮面だけでなく、衣装をいくつも重ね着して自分の本性を見せない人です。男性にもこういう人が時々いますが、信用出来ません。自分に自信がないからだと思いますが、これではいつまでも誰からも信用されません。 もっと自分を曝け出しましょう。もっと自由に生きましょう。必要のない檻を作って閉じこもる必要はまったくないのです。あるがままの自分で生きることが一番ラクな生き方なのです。せめて心だけでも裸でいられたら、もっと素晴らしい人生が体験できます。 ブログ・ランキングに登録しています。お読みになってよかったと思われたら、バナーのクリックをお願い致します。
by 892sun
| 2012-10-01 11:31
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