ひとりごと、ぶつぶつ

義務を放棄したら権利も主張できない

選挙になるといつも思うことは、投票率に低さです。いつもだいたい60%もあればいいほうです。今度の選挙は都民の方々は都知事も選ばれますから、東京都では多少増えるでしょうが、たいして期待はできません。創価学会の会員のように寝たきり病人までリヤカーで投票所まで運んで投票させるのは行きすぎですが、やむを得ない実情がない限りは、自分の意志を政治に反映させるのは、この国の国民としての義務なのですから、義務は果たさなければなりません。

投票に行かない理由としては、投票したい人がいない。政治に失望している。政治に関心がない。他に用事があって忙しい。理由さえ分からない。などなどですが、投票したい人がいない場合は白票でもいいのです。支持する人がいないゾ、という意志の表明です。政治に関心がなくてもこの国の国民としても義務を果たさないのであれば、何かあった時に国民としての権利も主張してはいけないのです。

これは教育にも問題があるのでしょう。社会科のカリキュラムには日本の政治形態についての記述はありますが、民主主義が日本という国の必然性から育ったものではなく、外国から与えられた思想であるために理解されていないのです。今の日本のやり方では本当に民意は政治に反映されません。それに愛想を尽かしている人が多いのも分かります。国もメディアを操れば、結果が操作できますから、現在のやり方を変える気はありません。民を愚かなままにしておくことが今の政治です。一応形態だけは民主主義国家に見せかけて、官僚が独裁政治をしているのです。寄らしむべし、知らしむべからずがづっと続いています。

今のような状態を転換するには、教育を変えるとかシステムを変えるとかいろいろ意見はあるでしょうが、本当は一人一人がこのことを自覚して変わっていかない限り変わりません。これしか方法はないのです。個人が国家を意識するようにならないと、本当の民主主義は成立しないのです。自分の都合ばかり主張していてはダメなのです。そういう人の割合が高ければ高いほど国の成長度が低いのです。

人間は成長するにつれて、意識が拡大していき、最初は自分のことしか興味がなかったのに、少しずつ回りにも興味が湧いてきて、それが国のことまで広がっていくのです。利己主義から利他主義への変化が成長です。そういう人が増えれば、国もまた成長していきます。昨日はサンマリノ共和国の話をしましたが、国民一人一人の意識がそこまで高まらないと理想的な国家とはいえません。

自分一人が棄権しても、何も変わらないと思っていては何も変わりません。現在のシステムで充分満足なら、それもいいでしょうが常日頃から不満を訴えている人ほど、自分の義務を果たしていないのではないでしょうか。義務を放棄しておいて、権利ばかり主張しても報われません。これも原因と結果の法則の一つです。

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義務を放棄したら権利も主張できない_b0034892_11133690.jpg
色気のない文章ですので、おまけに写真を貼り付けていますが、こちらへのコメントも歓迎します。
by 892sun | 2012-12-01 11:11
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