鏡に映る顔は確かに自分ではあっても、それは今回の人生で自分が演じている役の顔、ペルソナであって本当の自分自身ではないというのが心霊学の考え方です。体もまた然り。自分を表現する道具です。体について考えてみましょう。人間がこれほど理性的ではなく、他の動物と同様であればもっと短命かもしれません。というのも、体の本能的な要求をすべて受け入れて、そのように行動していたら食べ過ぎたりセックスをし過ぎたりして、すぐ病気になってしまうのではないでしょうか。近頃つくずく体ってのは本当は長生きしたいとかはプログラムされていないような気がしています。その場限り的な要求ばかりしてきますね。例えば、食べることについてもおいしいと感じるものはみな体にはよくないものばかり。いつもオナカをすかして粗食にしていたほうが長生きすると言われています。強い精神力を持つには体を苦痛に耐えさせるような修行をしたりします。要するに、非常に我侭に出来ている体を意識の力で躾を行ったり、うまくコントロールしたりして使いこなしなさいということなんですね。みなさんはコントロール出来ていますか?なかなか難しいことですね。私のように若気の至りでアルコールやらタバコなんて余分なことまで教えてしまったものだから、やっと止めましたが大変でした。今また塩分やら、動物性脂肪やらをカットしダイエットに励んでいますが、思い通りにはいきません。扱い憎いことこの上なしです。いつ爆発するかもしれない爆弾も抱えているということで、本当嫌になります。早くこの体を脱ぎ捨てたくてたまりませんが、もうしばらくの辛抱が必要なようです。