今から60年前の8月6日ですから、明日の朝8時何分かに広島に、そして長崎に原爆が投下されたんですね。非戦闘員である女、子供を含めて何十万人が一瞬にして殺されたんですね。誰が命令したのかと言えば、時のアメリカ大統領トルーマン、真実の男という意味ですね。真実はなんと惨いものでしょうか。
あれから60年経ちました。敗戦国の人間は頭も心も全部洗脳されて、なんの罪もない人間を無残に殺されたことなど、すっかり忘れて咎めることさえせず、ただ素直に従順に、殺した国の人たちのために働き続けています。首相はそれまでこつこつ貯めたお金さえ差し出すように画策しています。それを支持する人たちが大勢いるのも悲しいことです。
ヨソの国のことには、人権、人権と干渉してくるくせに、自分たちが日本人にしたことには触れて欲しくないから、スミソニアンで原爆展が企画されたときは直ちに反対した。私は今まで日本人がいかにアメリカの都合のいいように扱われてきたことの真実を、是非一般のアメリカ人にも知ってもらいたいものだと思っています。60年を経た今、過去をきちんと見つめる意味からも、画家の丸木夫妻の描いた「原爆の図」の展来会をアメリカでやって欲しいものである。