近頃は読書のスピードも量もめっきり落ちてしまいました。そして読みたいと思う本も少なくなりました。それでも時間があればフラリと本屋に立ち寄ってしまうのは、今までの習慣が抜けきらないのです。店頭には時期的に靖国問題やら戦争関連の本が立て積みにされてましたが、その中から一冊買って帰りました。
それは「大東亜戦争の真実」と題された本で、副題は東條英機宣誓供述書とあります。帯にはGHQ発禁第一号、当時首相であった東條英機のお孫さんである、由布子さんが編纂とありましたので、それほど読みたいと思ったわけではありませんが、当時の政府の内情を知るうえで貴重な資料だと思って買って帰ったのです。
巷ではほとんどが戦争を知らない大人たちになって、憲法改正をして軍隊を持つべきだなどと勇ましい意見が飛び交うようになりました。恐ろしいことです。若い人たちにはマスメディアを通じて分からないように少しずつ、そんな風潮になるように洗脳しているのです。そして、いずれの日にか日本人自らの意志で武器を取り戦うように仕向けられていくのです。
白人たちにとって有色人種は同レベルの人間として見られていないのは広島、長崎に原爆が落とされたのをみても明らかです。戦火を広げることが国益である人種の言いなりになって従うのは彼らの駒にされて前線で戦うことを認めるということなのに、目の前の歓楽に我を忘れて未来について思考することができなくなっていくのです。
マスコミの垂れ流すニュースや情報を鵜呑みにするのではなく、一人一人が先人の経験や知恵を受け継ぎ自らも情報を取捨選択して未来に受け繋ぐという作業を始めないと、いつのまにか支配国に都合の良いように使われて捨てられてしまう民族と成り果てるような気がします。「大東亜戦争の真実」についてはいずれ近いうちに感想を書きます。