ひとりごと、ぶつぶつ

なぜ、ハゲタカが狙うのか説明します。

しつこいようですが、郵政民営化問題です。何故、アメリカ政府と外資がグルになってコネズミ首相に民営化を迫っているのか、具体的な数字が書かれたサイトがありましたので、貼り付けます。
***
郵政の本丸である郵貯・簡保は、その資産内容と業務を見れば、難
しいところはありません。

国民から330兆円借り、公債・財投債を304兆円分買っている。
対財務省にも財投のための預託金がある。自己資本は6兆円。

たった2行の文章で言えるように単純な、「資産-負債」の構造で
す。それだけしかない。

郵貯・簡保を市場で公開したときの時価総額は、10兆円~15兆
円くらいになると見積もられているようです。

意外に低いのではない。国への貸付しかしていず、金利が上がれば
リスク資産になる国債しかもたない郵貯・簡保の財務の実力は、そ
れだけしかない。

資産である国債や財務省への預託金に大きな含みの利益はない。
むしろ下落リスクが大きい。

再掲した郵政公社の貸借対照表を見てください。
自己資本は6兆円。これが2倍に評価されて、12兆円です。

利益は? 金利が上がれば債務超過です。

今の金利のままででなんとか赤字を避けることができるくらいです。
昨年度の年間利益は1.2兆円。

民営化で40%の税がかかれば、昨年の税後利益は7200億円。
国債下落(金利上昇)があれば、ひとたまりもない「泡末利益」で
す。

PER(株価/収益率)が、上場企業並みの17倍とすれば、時価
総額は7200億円×17倍=12兆円くらいです。

6兆円で、世界最大の金融機関(郵貯+簡保=資金量330兆円)
の支配株主になることができます。
***
郵政全体をみれば、民営化しなければいけない問題も多く抱えていますので、私も民営化するべき部分は民営化しなければいけないと思っていますが、郵便事業などはアメリカも民営化しないで国営でやっていますし、ニュージーランドも民営化しましたが、失敗して、また国営に戻しました。

日本は莫大な赤字を国債発行でやりくりしている。ここが最も重要な問題です。郵貯、簡保の資金は財投の垂れ流しが問題になっていますが、国債の消化にも受け皿として大きな役目を持っています。民営化されて、国債の引き受け手がなくなった場合は、外国のように海外に引き受けてもらうことになりますが、今でもボツワナ並みのランクなのに、これ以上日本の国債のランクが下がったら誰も買わないでしょう。

700兆円以上1000兆円にも及ぶ国家財政の赤字があっても、今までは国民からの借り入れで賄っていますから、アルゼンチンのような赤字国家とは違うのです。ところが、国債も海外を相手にしなくてはならなくなったら、それこそ国の債務超過、国家破産に近ずくことになります。長期債権銀行が新生銀行となったときの屈辱的な処置も悔しい思いをしましたが、郵貯の民営化はその比ではありません。

それでもまだ、あなたは国家を外資の手に委ねようとするコネズミを支持するのですか?
なぜ、ハゲタカが狙うのか説明します。_b0034892_958033.jpg

by 892sun | 2005-08-27 10:03
<< 提訴する相手が違うでしょう。 郵政翼賛選挙 >>



この世の仕組み、本当の生き方はもう分かりましたか?地球は次元が変わります。準備は整っていますか?心霊研究家のつぶやきに耳を傾けてください。

by 892sun
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
以前の記事
2016年 12月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 11月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 11月
2014年 09月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
home page
ライフログ
その他のジャンル
最新の記事
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧