ひとりごと、ぶつぶつ

能力至上主義でいいのでしょうか?

能力至上主義でいいのでしょうか?_b0034892_20242581.jpg会社は誰のものかという議論をすれば、私はやっぱり会社というのは、そこで働く人たちのものと言いたくなりますが、これは社会主義的な考えということになるのだろうか?私は左巻きなのだろうか?私の考えはおかしいのだろうか?かつてゴルバチョフは日本ほど素晴らしく社会主義が成功した国はないと言ったことがある。ほどほどの資本主義と労働者と社会福祉がうまくバランスしていると思えたのでしょう。当時のことを振り返れば、まだまだ不満の多い政治体制ではありましたが、今と較べれば、自民党と社会党との政治的バランスが機能していた時代だった。

55年体制がくずれて、再び自民党が政権に戻ってからというものは、アメリカ一辺倒になり、すべてアメリカの言うなりになったというのは、多分、年次改革要望書を忠実に実行すると密約が結ばれたのに違いない。竹下はMPに太平洋上空で脅かされて、アメリカの忠犬になったようだが、コネズミなどは脅かすネタは探さなくても若い頃の乱行は有名だったから、それを一言口に出せば何でも言いなりになるのは当たり前なのだ。自国の大統領だって白昼堂々と暗殺してしまう国なのだから、属国の首相ごときを脅すぐらいのことは屁でもない。

そうして、次から次へと全てがアメリカの都合の良いように改革されてしまうことが当たり前のようになってしまったわけだけれど、気がついてみれば、働いても働いて食べていけない人たちが増えている。勝ち組と呼ばれる大企業はリストラリストラで正社員を減らして、アルバイトやパートタイマーを増やしている。この人たちをワーキングプアというそうである。時間当たりのコストが安いから、少しでも多く働かなくては食べていけないから休みだって取らないで働いても、収入は生活保護世帯よりも少ない。いやなら辞めるしかないし、首になっても、なんの主張も権利もない人たちに仕事を任せて、正規の社員はほんの僅かしかおかない。そうして利益を出して、会社を太らせて株価を上げる。何かに似ていると思ったら、これは欠陥マンションの手口とおんなじですよ。

僅かな社員にも成果主義とかで過酷なノルマが課せられる。今は勝ち組でもいつまでも勝ち続けることが出来るのか。ストレスがストレスを生み、いつかぼろぼろになってしまうかもしれない。しかし、そんな敗れ去った人間には誰も手を差し伸べてくれないような社会。実力至上主義、能力が全てと言ってしまえば簡単ですが、人間の社会の中は多様なのに、ただ能力だけで振り分けてしまっていいのだろうか。弱者は切り捨てられられるだけでいいのだろうか。このような社会を私たちは望んでいるのだろうか?間違いないのは、今の小泉政権のしていることは、このような社会を目指していることだということです。それでもまだ、あなたは小泉支持ですか?

能力至上主義でいいのでしょうか?_b0034892_20232994.jpg

by 892sun | 2005-11-23 20:29
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この世の仕組み、本当の生き方はもう分かりましたか?地球は次元が変わります。準備は整っていますか?心霊研究家のつぶやきに耳を傾けてください。

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