無明の人よ
光市における母子殺人事件の犯人に対する高裁の判決は死刑だった。このことについては、私も自分の考えについてブログに書くつもりだったのだが、ちょうど出かける予定があってゆっくり書く時間がなかったのに、タイミングよくマイミクの一人が、この問題を取り上げたので、私も自分の意見を簡単に書き込んだ。しかし、こうした命を扱うような重大な問題に対して、他人の日記に書き込むことは無謀でありました。死についても、命についても、人生についても、そして、自分の存在自身についてさえ、無明の人が多いことを、つい失念していました。
無明とは、明かりが無い状態。真実の光を見たことのない状態。プラトンのいう洞窟の奥深くで、松明の明かりだけを唯一の光だと感じて生きている状態。洞窟の外には本当の世界があり、本当の光があるのに、洞窟の中が唯一の世界だと信じていること。グルジェフのいう生きたまま、眠っている状態。目を開ければ、真実の世界が見られるのに、自分が眠っていることで満足していて、目を開けることさえ出来ない未熟な魂。この世とは、そうした未熟な魂が目を開けるための試練の場なのだ。何ども生まれ変わって、やっと目を覚ます。目を覚ました魂は、もうこの世には生まれてはこない。本当の光の中で、永遠に生き続ける。 死刑制度という人間の考えた愚かな制度について、論じるにはこの世の存在、あの世の存在とその仕組み、命や人生の意味が分からないと論じることはできないが、眠ったままの人たちが、いかにも分別のあるような意見を述べたのを読んで、大笑い。いつの日か、目が覚めた暁に、自分がいかに頓珍漢なことを、大真面目で書き込んだことを思い出したら苦笑することだろう。 私は無宗教だけれど、無神論者ではない。神という言葉を使うと宗教臭くなるかもしれないが、ダスカロスのように、いちいち存在の根源とかいうよりは、神という言葉の概念のほうが、いかにも意志を持つ存在のようで親しみを感じるから、私は神様という言葉が大好きだ。神様なんていないと思っている人は、神様がいなかったら自分も存在しないことが分からない。無明の者たちは言ってくれたね。面白いから、ちょっと引用して、私が神様の代わりに答えてあげよう。マイミクさんの日記を騒がせるのは問題だけど、私の日記だから書きたいことを書いておきます。 >現に誰も来世も神様も前世も見た事がありません。 誰もと言うのは、世界中の全員に確かめないと分からない。 あなたは自分の目を閉じたままで、何も見えないと言ってるだけだ。目を開ければ見えるのさ。来世というのは、未来だから私たちには見えないが、神様には見えている。前世については、前世が終わって後、すぐ守護霊と一緒に見たじゃないか。潜在意識のなかに畳み込まれて、思い出せないだけなのだよ。目が醒めれば、全ての過去生が思い出せる日がくる。 >神様がいるのなら子供の病気と貧困と殺人をなくして欲しいものです。 神様には子供の病気と貧困と殺人をなくすことは簡単だけれど、あなた方がなくす努力をすることが、あなた方のためだから、私はニコニコ笑って見ているのだよ。病気も貧困も病気も全部あなたたちが作り出したものなのだ。種を播いた者が刈り取るのが、私のルールだ。あなたたちが変われば、病気も貧困も殺人もなくなる。こんな簡単なことにどうして気がつかない? >全知全能なら簡単に出来ることでしょう。 人は私から出でて、私の元へ還る長い長い旅をする。私と同じ種子を宿した不完全な分霊は、完全になるための永遠の旅をする。その長い旅のプロセスの中に、全ての私の意図が内包されている。私があなた方の代わりに全てやってしまったら、あなた方を創造した意味がない。 死刑制度がなぜいけないのか、書くつもりが、どんどん横道にそれたけど、私の主張は終身刑を死刑の代わりにせよというものです。死刑にするより、実はそのほうが、被告にとってはずっと辛いのです。死刑にすれば、この世での表現手段を奪うだけで、魂は開放してあげることになることが、無明の人には理解できない。それでは、罪を償うことは出来ないから、生かしておいて悔い改めさせることが大切なのです。 今年も鳩山が死刑の執行命令を出したようですが、死刑制度に賛成することはあなた方も殺人のカルマの一部を背負うことになることなのです。あなたは人を裁く資格があるのですか?あなたは過去に過ちを犯したことが一度もありませんか?ここでも無明の人の感覚では、自分には関係ないと思っているのでしょう。いつか自らに災いがふりかかってきた時、こういうでしょう、誰かのせいだと。違います、あなたが播いておいた悪い種が実っただけなのです。 横浜・軽写 3
by 892sun
| 2008-04-24 13:06
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