ひとりごと、ぶつぶつ

2009年 08月 20日 ( 1 )

さとうきび畑の唄

最近、有料ブログが増えてきた。今までは無料で配信されていたものだが、無料では書き出しの部分とかだけだったりして肝心のところは登録しないと配信されない。いくつか読みたいものがあるが、月500円程度はかかるので、どれもこれもというわけにはいかないのだが、とりあえず、どうしても読みたいブログがあって、契約した。天木直人氏のブログである。ご存知外務省出身でレバノン大使まで務めたが解任されて野に下った、硬骨漢である。昨日まとまって過去ログが配信されてきた。主に政治ネタで、特に8月は選挙があるし、終戦記念日などで、憲法とか核とかについての記事が多いのだが、一つだけ、私も好きな森山良子の透明感のある歌声が聞こえてくるような記事があったので、転載する。8月になると必ず聞くことになる「さとうきび畑」のエピソードである。

転載開始*** 朝日新聞土曜版に「うたの旅人」という読み物が連載されている。私は毎週その連載を楽しみにしている。

 それは一つの歌の背後にある人間ドラマを描いて私の心を魅了する。8月8日の森山良子と「さとうきび畑」の歌にまつわるエピソードもその一つだ。「ざわわ、ざわわ」ではじまるこの歌の舞台は沖縄中部の読谷村。1945年4月1日、沖縄戦で米軍が最初に上陸した地である。

 1964年初めて沖縄の戦場跡を訪れた音楽家の故寺島尚彦氏は、「あなたの足元に今も遺骨が埋もれている」と案内してくれた人から言われ、衝撃を受ける。それから三年後の1967年にこの歌をつくったという。

 以来この歌は多くの歌手によって歌われてきた。私が初めてこの歌を聞いたのは、やはり沖縄読谷村出身のテノール歌手、新垣勉が歌っていた時だった。在日米軍人と日本人の母の間で生まれ盲目歌手新垣の歌う「さとうきびの歌」は、私の心に響いた。

 フォーク歌手森山良子とこの歌との出会いは単純だった。近所に住んでいた寺島氏が「歌ってみないか」と声をかけたという。そして、ここからが、今日の私のメルマガで書きたい事である。

 「うたっているだけで楽しかった」20歳そこそこの森山良子は譜面をみてうろたえた。歌が長い。テーマが重い。「戦争を知らない私はうたえない。うたってはいけない」とおそれた。「できればうたいたくなかった」。

 結局はレコード会社のプロデユーサーに説得されて69年にレコーディングするのだが、その後も長い間、森山良子はうたうたびに緊張し、非力さを痛感した。歌詞に想像力が及ばない。うたいきれない。コンサートでは曲目からはずしたりした。

 転機は91年の湾岸戦争のころ。娘に最も手厳しい批評家である母、陽子さん(90)の言葉だった。「恋だの愛だのいっている場合じゃないでしょ。あなたにはうたわなければならない歌があるはず」

 その森山良子は、01年12月、那覇市のFM沖縄で出演を終えて出ていたところ、同年輩の女性に声をかけられる。「良子さん、長い間、この歌をうたってくれてありがとうね」。彼女は泣いていた。

 ああ、私がうたってきてよかったんだ。うたっていてもいいんだ、と森山良子も安心感で涙が止まらなかった。沖縄の人から初めて直接聞いた感想だった。この月、初めてフルコーラスのシングルCDを出したばかりだった・・・

 平和を思う事、語ること、平和のために行動すること、それは決して楽なことではない。たのしいことではない。それはエネルギーのいる事だ。自らに言い聞かせて決意することだ。できればそんな事を考えずに日々を過ぎしたい。
 
私もそうだ。ほかにもっとすることがある。したいことがある。しかし、平和は人から与えられるものではない。それどころか油断をしているとたちどころに失われるものだ。そして平和でなければ人はみなすべてを失うことになる。

 平和を逃がしてはならない。一人ひとりが自分の手でつなぎ留めなければならない。その努力をひとりひとりが、それぞれ自分のできる範囲で重ねなければならない。この森山良子のように。

 私が平和の大切さを本当に知ったのは外務官僚を辞めてからだ。人はみな、おそかれはやかれ、最後はそれにきづく。気づくには、はやければはやいほどいい。***転載終わり
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海辺の街で・・・(2)


              
by 892sun | 2009-08-20 15:17



この世の仕組み、本当の生き方はもう分かりましたか?地球は次元が変わります。準備は整っていますか?心霊研究家のつぶやきに耳を傾けてください。
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